中國(guó)に進(jìn)出して10數(shù)年になる日本の大手コンビニエンスストア「セブン-イレブン」だが、まだ中國(guó)市場(chǎng)でうまくやれているとはいえない。北京王府井百貨（集団）株式有限公司がこのほど発表した2014年度報(bào)告によると、同公司は現(xiàn)在、セブンの中國(guó)法人?柒拾壹（北京）有限公司（7-11）の株式の25％を保有しており、このため2014年度に259萬(wàn)1千元（1元は19.2円）の損失を被ったという。この數(shù)字に基づいて計(jì)算すると、7-11は昨年、中國(guó)で1036萬(wàn)4千元の損失を出したことになる。これは北京のコンビニ産業(yè)の縮図だといえる。各コンビニブランドは北京市場(chǎng)に期待を寄せ、セブンはもとより、ファミリーマート、物美などたくさんのブランドがさまざまな措置を打ち出して加速的に拡張しているが、収益を上げるのは難しく、これがコンビニ業(yè)界全體が北京で直面する問(wèn)題となっている?！副本┥虉?bào)」が伝えた。

同公司の年度報(bào)告書(shū)によると、同公司は7-11の株式の25％を保有している。同公司の登録資本金は3500萬(wàn)ドル（1ドルは約119.2円）、総資産は3億6千萬(wàn)元、純資産は2億元で、この25％の株式が259萬(wàn)1千元の損失をもたらしたという。

國(guó)內(nèi)のコンビニ産業(yè)は全體として黒字への圧力にさらされている。歩歩高商業(yè)連鎖株式有限公司の王填董事長(zhǎng)（會(huì)長(zhǎng)）は取材に答える中で、「現(xiàn)在、國(guó)內(nèi)の各コンビニブランドはほとんど利益を上げていない」と述べた。統(tǒng)計(jì)データによれば、日本のセブンは04年に中國(guó)に進(jìn)出し、14年末現(xiàn)在で北京に173店舗を構(gòu)え、一日當(dāng)たり平均売上高は2萬(wàn)元前後に上るという。

業(yè)界アナリストによると、現(xiàn)在、國(guó)內(nèi)のコンビニブランドで利益を上げているところはごく少數(shù)で、多くは次の2つの狀態(tài)のどちらかにある。個(gè)々の店舗は利益を上げているが、全體として損失だという狀態(tài)、または店舗もブランド全體も損失だという狀態(tài)のどちらかだ。コンビニの多くは交通ターミナルなど人の流れが集まるエリアやオフィスビルなどがあるビジネスエリアにあり、どこも家賃や人件費(fèi)の高さという現(xiàn)狀に直面している。このほかコンビニを利用する消費(fèi)習(xí)慣が根付いていないことも、コンビニ業(yè)態(tài)の國(guó)內(nèi)における発展を阻害する要因となっている。

北京市場(chǎng)はコンビニ産業(yè)にしばしば厄介者扱いされ、道が広すぎる、冬が寒すぎる、商業(yè)物流網(wǎng)がない、政策が厳格すぎてやりにくいなどと文句を言われる。だがこうした理由で北京市場(chǎng)を放棄するコンビニブランドは一つもなく、それどころか他社に先駆けて中國(guó)市場(chǎng)に進(jìn)出したブランドは他社には真似できない強(qiáng)みを積み上げている。

7-11はスナックや自社ブランドなどさまざまな強(qiáng)みがあり、國(guó)內(nèi)では加盟店方式で活路を見(jiàn)いだそうとしている。12年から國(guó)內(nèi)で加盟店方式を打ち出し、現(xiàn)在は北京での加盟店の條件をさりげなく引き下げ、28萬(wàn)元を納付するA類委託加盟店と70萬(wàn)元を納付するD類ライセンス加盟店の2種類を設(shè)けている。

日本のコンビニブランド?ファミマも北京に進(jìn)出しており、現(xiàn)地小売りブランドの物美も今後はコンビニ業(yè)界への進(jìn)出を検討中だという。王董事長(zhǎng)は、「これからのコンビニはコミュニティサービスや電子商取引業(yè)者との協(xié)力を通じて損益分岐點(diǎn)を探ることになる」との見(jiàn)方を示す。（編集KS）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2015年3月30日