パキスタン公式訪問を終えた中國の習(xí)近平國家主席は21日、アジア?アフリカ首脳會議とバンドン會議60周年記念行事に出席するためインドネシアへ向かった。今回の外遊において南南協(xié)力の強(qiáng)化は重點(diǎn)でありハイライトでもある。（文：蘇暁暉?中國國際問題研究院國際戦略研究所副所長。人民日報海外版コラム「望海樓」掲載）

　1955年のバンドン會議は南南協(xié)力の幕を開いた。その後數(shù)十年間でアジア?アフリカ諸國の協(xié)力関係は発展し続け、経済?貿(mào)易関係も日増しに緊密化した。國際的なパワーバランスはより均衡的な方向へ発展し、一部の新興國や発展途上國は急速な発展の道に入った。

　南南協(xié)力がこのために「時代遅れ」となることはなく、反対に重要性を増している?，F(xiàn)在もなお國際関係には不公正が存在し、世界と地域に影響を與える不確定要素が増加している。世界経済は楽観を許さない。世界金融危機(jī)の深いレベルでの影響は顕在化し続け、保護(hù)貿(mào)易主義、保護(hù)投資主義が臺頭している。こうした中、他國を顧みず自國のことのみ考えていられる國はなく、発展の継続には協(xié)力が絶対に必要だ。今回のアジア?アフリカ會議は時代の潮流に順応し、アジア?アフリカ首脳會議とバンドン會議60周年記念行事のテーマを「南南協(xié)力の強(qiáng)化、世界の平和と繁栄の促進(jìn)」と定めている。

　新情勢下の南南協(xié)力には新モデルの支えが必要だ。中國の「1ベルト、1ロード」（シルクロード経済ベルト、21世紀(jì)海上シルクロード）構(gòu)想はまさに時宜を得たものであり、アジア?アフリカ協(xié)力を2.0時代へと後押しする。