27日に北京で発表された「サイバーセキュリティ青書」によると、米國家安全保障局（NSA）の監(jiān)視プログラム「PRISM」のスキャンダルは、中國のサイバーセキュリティに全面的な警鐘を鳴らすものとなった。中國のサイバー空間には、新たな技術(shù)や応用の発展によるシステマティックなリスクが高まっている。サイバー空間は原子力や宇宙とも並ぶ戦略空間となる。中國は今後、軍を主體として國家のサイバーセキュリティ資源を統(tǒng)合することが求められる。中國新聞網(wǎng)が伝えた。

　上海社會科學院情報研究所と社會科學文獻出版社が共同で発表した同報告書の正式名稱は「中國サイバー空間キュリティ発展報告（2015）」。中國の20人余りの専門家や研究者の最新の研究成果がまとめられ、中國のサイバーセキュリティの現(xiàn)狀と発展に向けた対策について全面的な分析が加えられた。

　報告書は、「人類がネットワーク情報の時代に入った21世紀、サイバー空間は、陸?海?空?宇宙に次いで人類の生存にとっての『第5の空間』となっている」とし、サイバーセキュリティの議題は國家の戦略レベルに高められ、各國の重視を受けていると指摘した。中央指導部は2014年2月、サイバーセキュリティ?情報化指導グループを設(shè)立し、中國のサイバーセキュリティの管理體制は大きく前進し、トップダウンで設(shè)計された中國のサイバーセキュリティの原型が姿を現(xiàn)した。

　中國におけるサイバーセキュリティの狀況は複雑で厳しいもので、國內(nèi)外からの數(shù)多くの試練に直面している。とりわけNSAのPRISM事件は中國のサイバーセキュリティに全面的な警鐘を鳴らすものとなり、新たな技術(shù)や応用の発展は中國のサイバー空間のシステマティックなリスクを激化させている。

　報告によると、世界のサイバー空間のガバナンス構(gòu)造はこれまで、顕著な非対稱性を示すと同時に、相互依頼も特徴としてきた。米國を代表とする歐米先進國は手中の企業(yè)や組織とともに、世界のサイバー空間の核心となる資源や標準、組織、アジェンダなどをコントロールし、技術(shù)の優(yōu)位性をさらに強化し、巨大なビジネス?政治?軍事の優(yōu)位性へと結(jié)びつけている。