湖北省襄陽市棗陽にある迎駕山風(fēng)力発電所で生み出されたクリーンエネルギーは絶え間なく供給され続けている。4月13日、棗陽市太平鎮(zhèn)と新市鎮(zhèn)との間に位置する迎駕山風(fēng)力発電所を訪れた時、目の前に広がる景色に圧倒された。白い雲(yún)が浮かんだ青い空の下に、高さ80ｍの乳白色の大風(fēng)車33基が起伏のある丘陵の合間にぽつぽつとそびえたち、長さ43ｍもの巨大な3つの羽がゆっくりと旋回する様子は実に壯観だ。

これは、華潤新エネルギー投資有限公司が昨年5億元（約96億6500萬円）を投じて建設(shè)した風(fēng)力発電所で、今年1月12日に正式運用が始まった。襄陽市が初めて操業(yè)を開始したオフグリッド風(fēng)力発電所でもある。迎駕山風(fēng)力発電所の鄒瑞副所長は、「この風(fēng)力発電所は、設(shè)備容量1500キロワットの風(fēng)力発電機33基からなり、全體の設(shè)備容量は4萬9500キロワットとなる」と説明した。4月14日までの3カ月間で、迎駕山風(fēng)力発電所で発電された電力はすでに2300萬キロワット以上に達する?；鹆Πk電所と比較すると、標(biāo)準(zhǔn)石炭消費量340g/kwhで計算した場合、風(fēng)力発電は毎年2萬5400 tce (標(biāo)準(zhǔn)炭換算トン)のエネルギーを節(jié)約し、粉塵の排出量を約427トン、CO2などの大気汚染物質(zhì)排出量を2057トンも削減することができる。

桐柏山脈の支脈の麓にある棗陽市は非常に風(fēng)が強い地域で、年平均風(fēng)速が5.9m/秒に達する。以前は棗陽市にとって強い風(fēng)は一種の自然災(zāi)害だったが、現(xiàn)在は、この風(fēng)害が再生可能エネルギーへと生まれ変わり、現(xiàn)地の省エネ?排出削減に大きな貢獻を果たすだけでなく、大きな経済効果をもたらした。また風(fēng)力発電プロジェクトの建設(shè)は迎駕山風(fēng)力発電所を観光地に変貌させ、多くの寫真愛好家やアウトドアスポーツ愛好者を惹きつけるなど、現(xiàn)地のレストランやホテル業(yè)の発展をももたらした。

棗陽市発展改革局の責(zé)任者によると、現(xiàn)在設(shè)備容量4萬9800キロワットの棗陽白鶴風(fēng)力発電所や設(shè)備容量2萬キロワットの白鷺風(fēng)力発電所が建設(shè)中であるほか、設(shè)備容量5萬キロワットから10萬キロワットの棗陽平林風(fēng)力発電所がすでにフィージビリティスタディ報告書を作成しており、2015年5月には湖北省発展改革委員會の認(rèn)可が下りることになっている。その際に、華潤新エネルギー投資有限公司が棗陽市に投資する風(fēng)力発電所プロジェクト資金は35億元（約676億5500萬円）に達する見込みだ。（編集MZ）

「人民網(wǎng)日本語版」2015年5月6日