青山氏の子息、青山慶示氏を訪ねた際に、杉雨氏の書斎にある蔵書を拝見(jiàn)させてもらった。青山慶示氏は今も東京世田谷區(qū)の青山杉雨氏が殘した古い邸宅に住んでいる。
青山慶示氏と腰を下ろしておしゃべりに興じた。
父親の蔵書や創(chuàng)作の話題に觸れた時(shí)、慶示氏は杉雨氏を偲ぶ西島慎一氏と高橋利郎氏の共著本を取り出して、本の中に掲載されている古い寫真を見(jiàn)せてくれた?!袱长伪兢摔细赣Hと中國(guó)との間の多くの交流が綴(つづ)られている。晩年は1、2年に1度は必ず中國(guó)を訪れ、旅行記『江南游』を執(zhí)筆したこともある。父親は中國(guó)の文人の思想や生活スタイルが非常に好きだった。上海中國(guó)畫院とも交流があり、上海市松江區(qū)に行って、董其昌の遺跡を訪ねたこともある」と思い出を語(yǔ)った。
青山杉雨氏の書斎に入ると、大きくも狹くもない書斎の中に中國(guó)文化の要素がいたるところに見(jiàn)られた。
書棚には中國(guó)の書畫史を代表する書家の書法集(二王から、顔魯公、歐陽(yáng)詢、蘇軾、黃庭堅(jiān)、米芾、董其昌、王鐸、呉昌碩、斉白石)が數(shù)多くあり、すぐ側(cè)にある機(jī)の書棚にも全集「中國(guó)の歴史」(日本語(yǔ)版)、「中國(guó)文化史跡」「中國(guó)文化叢書」「中國(guó)地理叢書」「魯迅全集」や陶淵明、王維から清代の龔自珍、黃遵憲などの詩(shī)集が並んでいた。明らかに、青山杉雨氏は「技量は書の外に存在する」と言われる書の精神を見(jiàn)事に會(huì)得していた??证椁长欷?、その書が一般の日本人より詩(shī)文の教養(yǎng)を持った要因なのかもしれない。
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