李所長は、「現(xiàn)在、世界経済は全體として緩やかな回復(fù)期にあり、外部需要が相対的に落ち込んでいる。データをみると、こうした外部環(huán)境がもたらす影響は楽観的なものではなく、中國の通年の輸出入増加の土臺は強固とはいえない。対外貿(mào)易データの低下には具體的で客観的な原因がある。さきに人民元が値下がりし米ドルが値上がりして、一部の資金が貿(mào)易という形で流出したのだ。またデータで思わしくないものには価格要因もある。今年は大口商品の価格が全體として前年より20～30％低下しており、原油や鉄鉱石などの基礎(chǔ)材料の輸入は數(shù)量の上では増加したが、価格が持続的に低下したため、輸出入額は低下した」と指摘する。

2015年の中國の輸出入増加率は6％が目標(biāo)だ。1～4月のデータはおおむね予想を下回っており、通年の任務(wù)は達(dá)成できるだろうか。李所長は、「前年に比べればデータは大幅に減少したが、前月に比べればデータはさらに好転している。中國の対外貿(mào)易は全體として厳しい情勢にあるが、通年で低下から上昇に転じ、小幅の安定的成長を達(dá)成することは可能だ」と話す。

また李所長は、「データには明るい點もたくさんあり、ここからわかることは、中國の経済構(gòu)造がよりよい方向へ向かって調(diào)整されているということだ。これには加工貿(mào)易が占める割合の低下、一般貿(mào)易の割合の上昇、民間企業(yè)が対外貿(mào)易に占める割合の上昇などが含まれる。このほか、過去には東部沿海地域の省區(qū)市が中國の対外貿(mào)易に占める割合が90％に達(dá)したが、現(xiàn)在では中部?西部地域の割合が上昇を続けており、すでに15％を超えている。ここから中西部地域の経済の潛在力が今まさに花開きつつあることがわかる」と話す。（編集KS）

「人民網(wǎng)日本語版」2015年5月12日