中日韓自由貿(mào)易協(xié)定（FTA）の第7回首席代表會合が12日、韓國ソウルで開幕した。2日間にわたる今回の會合では、物品貿(mào)易、サービス貿(mào)易、投資、協(xié)定の対象範囲等について突っ込んだ意見交換が行われる。経済參考報が伝えた。

同會合には、中國側(cè)から商務(wù)部（?。─瓮跏芪母辈块L（中國側(cè)首席代表）、韓國側(cè)から金學道?韓國産業(yè)通商資源部通商交渉室長（韓國側(cè)首席代表）、日本側(cè)から長嶺安政外務(wù)審議官（日本側(cè)首席代表）をはじめとする交渉関係者がそれぞれ出席する。

3カ國の首席代表は開會のあいさつで「3カ國がハイレベルなFTAを通じて相互補完し合い、ウィン-ウィン-ウィンの関係を築けることを願う」との共通の願いを示した。

韓國聯(lián)合ニュースは金學道氏の発言を引用し、「韓中日FTAは地域経済一體化の推進において、中心的な役割を擔うだろう」と報じた。

韓國メディアの報道によると、2012年11月に韓中日FTA交渉の開始が宣言されて以來、3カ國はこれまでに7回にわたる會合を行い、貨物、サービス、投資、原産地、知的財産権、電子商取引など各分野に関する話し合いを進めてきた。より実質(zhì)的な進展を得るため、6回目の會合からは首席代表會合と局長/局次長會合に分けて行っている。第7回の局長/局次長會合は4月13日から17日まで、ソウルで行われた。韓國産業(yè)通商資源部はこの會合において、「次に行われる首席代表會合では、対等な市場の開放など、殘された重要な議題に集中的に取り組む」と表明している。

今年に入って以來、中日韓の3カ國は共に、経済貿(mào)易の協(xié)力強化、FTA交渉の推進を表明している。3月に行われた中日韓外相會議では、3カ國の外相が3カ國協(xié)力の進展を高く評価し、協(xié)力が3カ國の発展および東アジアの地域協(xié)力に及ぼす重要な意義を肯定したほか、政治?経済貿(mào)易?持続可能な発展?人的?文化?非伝統(tǒng)的安全保障などの各分野における交流?協(xié)力を引き続き推進することで合意し、3カ國の投資協(xié)定の拡大?実施を著実に進め、FTA交渉を加速するとした。

中日韓のGDP総額は16兆ドルを上回り、世界全體の20％以上を占める。3カ國の対外貿(mào)易額は7兆ドルに達し、こちらも世界全體の20％以上を占める。中日韓FTAの実現(xiàn)は、3カ國の産業(yè)の相互補完性を発揮させるのに役立ち、3カ國の貿(mào)易の潛在力の発掘と向上、地域のバリューチェーンのさらなる融合を促す。（編集SN）

「人民網(wǎng)日本語版」2015年5月13日