今月26日から、フランスのぜいたく品ブランドのルイ?ヴィトンのバッグ「ネヴァーフル」は韓國(guó)免稅店での価格が184萬(wàn)ウォン（約20萬(wàn)5千円）になったが、日本の東京?銀座の直営店では152萬(wàn)ウォン（約17萬(wàn)円、外國(guó)人向け価格）で売られており、韓國(guó)より17％安い。価格差が生じた原因は目下の円安だ。中國(guó)新聞網(wǎng)が韓國(guó)紙「アジア経済」中國(guó)語(yǔ)版の報(bào)道として伝えた。

苦い顔の韓國(guó)企業(yè)とは対照的に、日本企業(yè)は円安による経済的メリットを十二分に享受している。最近ではシャネル、エルメス、グッチといったぜいたく品ブランドの店やデパートが密集する銀座の中央通りで、ひっきりなしに中國(guó)語(yǔ)が聞こえてくる。片方の手に大きなスーツケース、もう片方の手には大きなショッピングバッグを抱えた中國(guó)人観光客の李さんは、「新しく買ったこのスーツケースにシャネルのバッグ2個(gè)、フェラガモの靴3足、日本のTOTOのスマート便座3臺(tái)を入れるつもりだったけれど、もう入れる場(chǎng)所がない」と話す。このあたりのレストランの人に話を聞くと、「週末だけでなく、平日でも食事をするお客様の80％が外國(guó)の方です」ということだった。

韓國(guó)のサラリーマンの金さんは先週末に東京に出張したばかりだ。その時(shí)の様子を、「ほとんどの店に中國(guó)語(yǔ)を話せる店員がいた。韓國(guó)と日本を行き來(lái)して10年以上になるが、去年の秋にはまだこういう現(xiàn)象はみられなかった」と話す。今年3月末現(xiàn)在、日本の上場(chǎng)企業(yè)の経常利益は前年同期比で平均6％増加した。

一方、韓國(guó)のロッテ百貨店で買い物する中國(guó)人観光客は、一人あたりの平均消費(fèi)額が2013年の90萬(wàn)ウォン（約10萬(wàn)1千円）から、今年1?4月は58萬(wàn)ウォン（約6萬(wàn)5千円）に減少した。

弘益大學(xué)の金鍾碩教授は、「（韓國(guó)）政府が人為的に為替相場(chǎng)を操作すれば、さらにひどい結(jié)果をもたらすことになる。政府は製造業(yè)と輸出に偏り過(guò)ぎる産業(yè)構(gòu)造を調(diào)整してサービス業(yè)と內(nèi)需を中心とした市場(chǎng)に転換させ、産業(yè)構(gòu)造の調(diào)整に著手する必要がある」と話す。（編集KS）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2015年5月29日