人の心を揺さぶる言葉を発するこの講演者を見(jiàn)つめていた清華大學(xué)の學(xué)生、呉荻さんはまるでタイムスリップしたかのような感覚に陥ったという。かつて日本に交換留學(xué)で1年間滯在したことがある?yún)窑丹螭稀ⅳ长螘r(shí)の感覚を「まるでまだ自分が日本にいるかのように感じた」と表現(xiàn)した。
呉さんは、「日本では確かに中日関係の改善のために奔走する活動(dòng)家がたくさんいた。淺野さんは日本で出會(huì)ったそうした人々と似ているが、今まで出會(huì)った中でも最高位の官職を務(wù)めた活動(dòng)家だ」と語(yǔ)った。
淺野さんは、インタビューに応じ、「隣國(guó)同士である中日間の文化交流は悠久の歴史があり、2004年には、日中貿(mào)易総額が日米貿(mào)易総額を超えた。この1點(diǎn)だけを見(jiàn)ても、中國(guó)は日本の最も重要なパートナーだ」と語(yǔ)った。
しかし、歴史問(wèn)題は両國(guó)関係に大きな影を落としている。淺野さんはこの問(wèn)題について、「中日雙方はこの敏感な問(wèn)題を処理する際に、過(guò)去の政治家の知恵を?qū)Wび、継承するべきだ」という見(jiàn)方を示した。
かつて副官房長(zhǎng)官や副外相を務(wù)めた淺野さんは、過(guò)去3年間、北京大學(xué)で講演を行ってきた。政治、経済、環(huán)境、文化など広い分野にわたる淺野さんの講演內(nèi)容をまとめた書(shū)籍は、すでに中國(guó)大陸部で出版されている。淺野さんは講演をする際に、「融冰之旅」(氷を溶かす旅)と題されたこの書(shū)籍を會(huì)場(chǎng)の學(xué)生たちに無(wú)料で配っている。
淺野さんは、「この本のタイトルは、非常にロマンチックだ。中國(guó)の學(xué)生との交流を通して、両國(guó)民の相互理解を促進(jìn)し、現(xiàn)狀を変えていきたい」と希望を語(yǔ)った。(編集MZ)
「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2015年6月2日
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