日本政府はさらに、東京郊外の地下50mの場所に、全長6.4km、直徑10.6mの巨大排水トンネルを設(shè)け、東京都內(nèi)の1萬5700kmに達(dá)する都市下水道と連結(jié)させている。高さ65m、直徑32mの竪穴を通じて、付近の江戸川や倉松川、中川、古利川などの河川とつながり、洪水時(shí)の排出に備えている。

地下共同溝は、東京の大きな特色の一つだ。東京は、電力や通信、放送用ケーブル、上下水道、熱力、ガスパイプラインなどの公共インフラ施設(shè)を集中させたこの地下共同溝の建設(shè)を進(jìn)め、都市の近代化や科學(xué)化のレベルの向上に努めてきた。このような総合パイプラインは、都市の経済社會(huì)の発展促進(jìn)や都市の総合キャパシティの拡大、國民生活のニーズの満足などにより大きな役割を果たしつつある。

麻布や青山、日比谷ですでに運(yùn)用されている共同溝は、東京で最も重要な地下共同溝である。そのうち虎ノ門一丁目から有楽町一丁目までの「日比谷共同溝」は最も代表的で、最も重要な地下総合パイプラインであり、近代化のレベルはとても高い。この地區(qū)は、日本政府の主要機(jī)関のほとんどすべてが集中し、國家の中樞神経とも言える場所で、人や交通の流れが多く、電力や通信、上下水、ガスなどの各種公共サービスを常に確保する必要がある。日比谷共同溝は、この地區(qū)の電力や通信、上下水、ガスなどほとんどすべての公共インフラサービスの機(jī)能を擔(dān)っている。

東京の中心市街地にはさらに、日本橋や銀座、上北沢、三田、新宿、渋谷などに地下共同溝があり、長年にわたる共同開発を経て、多くの共同溝はネットワークとして連結(jié)され、公共インフラ施設(shè)の検査や修理、増?jiān)O(shè)などの場合、地面を掘り起こすことなく便利に工事ができ、メンテンナンスと増?jiān)O(shè)のコストが引き下げられ、工期が短縮されただけでなく、人為的な交通渋滯問題を有効に緩和してもいる。（編集MA)

「人民網(wǎng)日本語版」2015年12月21日