2016年の春節(jié)（舊正月。今年は2月8日）を前に、中國(guó)留學(xué)生交流支援立志會(huì)理事長(zhǎng)、元在中國(guó)大使館參事官である五十嵐貞一氏はこのほど人民網(wǎng)の取材をうけ、立志會(huì)の設(shè)立趣旨や當(dāng)會(huì)が関わる中日交流イベントを紹介すると共に、人民網(wǎng)を通じて中國(guó)のネットユーザーに新年の挨拶をした。

五十嵐氏は「2004年に小泉純一郎元首相が靖國(guó)神社に參拝したことで、中日関係が悪化した。両國(guó)國(guó)民レベル、特に若者たちの間に相互理解、相互信頼が生まれることが非常に重要だ。そこで日本に留學(xué)する中國(guó)留學(xué)生をサポートし、彼らに日本人との交流や日本を理解するチャンスをより多く提供するため、數(shù)名の有志と共にこのNPO法人を立ち上げた。立志會(huì)は留學(xué)生と日本人の大學(xué)生による新年會(huì)や懇親會(huì)、日本文化遺産の鑑賞ツアー、お花見、國(guó)會(huì)の見學(xué)會(huì)等を主な活動(dòng)として行っている」と紹介した。

新年の抱負(fù)について尋ねたところ、五十嵐氏は「今年も世界の政治経済は様々な多くの問(wèn)題を抱え、國(guó)家間でも様々な問(wèn)題が出てくるだろう。ただ各國(guó)の環(huán)境、エネルギー、金融等に関してはグローバルな問(wèn)題で1つの國(guó)で対応しきれる訳ではない。成熟してきた日本と急激に経済成長(zhǎng)してきている中國(guó)、その両國(guó)ともに世界に対して責(zé)任をもって対応していかなければならないだろう。中國(guó)語(yǔ)でいうところの『顧全大局、求同存異（小異があっても大局を見據(jù)える）』という精神で進(jìn)めていくことが非常に重要だ。これらを中國(guó)と日本の若者たちが良く理解し、力を合わせて、一緒に勉強(qiáng)し、良い社會(huì)を作っていってほしい。また立志會(huì)も中日交流活動(dòng)を通じて、これからも日本にいる中國(guó)留學(xué)生にサポートや助力をしていければうれしいことだ」と語(yǔ)った。

最後に五十嵐氏は中國(guó)のネットユーザーに向けて「今年が皆さんにとって良い年になることを心から期待しております」と新年の挨拶をした。（編集TG）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2016年2月5日