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2016年5月25日  
 

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人民網(wǎng)日本語版>>社會?生活

福島原発事故から5年 「消し去られた」真相 (3)

人民網(wǎng)日本語版 2016年05月25日09:40

○沈黙による傷害

仏ル?モンド紙は、福島原発事故5周年に際して論説を発表、原発事故に対する日本政府の「思惑」を総括、それを「國家の忘卻願望」という言葉で結(jié)論づけた。

日本政府は2013年8月、放射能に汚染された地下水が毎日少なくとも300トン以上、福島第一原発から海に流出しており、しかも、このような狀況は、原発事故発生以來ずっと続いているという事実を認めた。だが、同年9月、安倍晉三総理は、東京五輪招致のプレゼンテーション?スピーチにおいて、汚染水問題に言及し、「狀況はコントロールされている」「全く問題はない」と大噓をついた。

東京の五輪招致が成功した後も、福島原発における放射能汚染水の漏水事故が発生したのは、2度や3度にとどまらなかった。福島県の某地方議會は抗議の書簡を送り、「政府は事実から目を背けている。重大な問題は殘されたままだ」と、安倍総理の言い分を批判した。

事実を「遮る?覆う」やり方は、事故発生當初から見られた。國際原子力機関(IAEA)の天野之彌?事務局長によると、事故発生當初、IAEAに入ってくる関連情報は非常に乏しかったという。このため、天野氏は自ら日本に赴き、當時の政府指導層に対して狀況説明を求め、ようやく日本はさらなる情報を提供した。

さらに人を驚愕させたことは、東京電力関係者が、同社の爐心溶融(メルトダウン)に関する報告が遅れたことを?qū)g証したことだ。東電擔當者は、事故発生前から同社にはメルトダウンの判定基準があったが、今年2月になって初めて、この判斷基準の存在に気づいた始末で、事故発生後5年間ずっと、判斷基準について知らなかったことを明らかにした。


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