オーストラリア最大の都市?シドニーで27日、漢學者懇談會が開催。同國の漢學者約10人が中國文化の多元性や中國の若者との交流、中國が海外の教育機関と提攜し中國語や中國文化の教育を行う「孔子學院」のさらなる展開、中國とオーストラリアのシンクタンクや研究機構をいかに一層効果的に展開するかなどのテーマをめぐって、意見を交換した。人民日報が報じた。
同懇談會に出席した劉奇葆中國共産黨中央政治局委員(中央書記処書記、中央宣伝部部長)は、「近年、中國が急速に発展するにつれ、漢學研究に勵む學者が増加。同研究は、名実ともに現代の著名な學説となり、世界の文化の寶庫を豊富にしている。オーストラリアと中國は海を隔て遠く離れているものの、両國の國民が良い関係なのは、オーストラリアの漢學者の貢獻があるから」と述べた。
懇談會に參加した漢學者は、オーストラリアと中國の関係に楽観的な見方を示した。
オーストラリアの元外相である、シドニー工科大學?オーストラリア?中國関係學院のRobert John Carr院長によると、中國の商業(yè)界の関係者1000人を対象に実施した調査によると、オーストラリアのビジネスの環(huán)境について、94%が「非常にいい」、または「いい」と答え、中國とオーストラリアの経済貿易関係について、83%が「非常に重要」、または「重要」と答えた。また、オーストラリアのアジア太平洋地域において果たす役割について、80%が「とても重要」、または「重要」と答えるなど、非常に積極的な回答が並んだ。
シドニー大學中國研究センターのセンター長で、中國古代の名書「呂氏春秋」や「墨子」の英語訳を手掛けた、翻訳家?Jeffrey Riggle氏は、「オーストラリアと中國の関係は、全體的にとても良好。オーストラリアは、両國の関係が安定していることが、自國の益にもなると考えている。これは、政治や経済、文化などの面だけに限らない。一部のオーストラリア人は、アジアや中國との協(xié)力に目を向けなければ、アジア太平洋地域の明るい前途はないことを既に悟っている」との見方を示した。
オーストラリア社會科學アカデミーの研究員?グットマン氏は、「今後、両國は民間交流を強化することで、お互いの理解を深めなければならない。中國は長い歴史や輝かしい文化?蕓術、美しい自然を有し、これらは、オーストラリア人にとって非常に魅力がある」と語った。(編集KN)
「人民網日本語版」2016年5月28日
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