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村上氏、新作で南京大虐殺認める內容、専門家「正義?良識ある問題提起」

人民網日本語版 2017年03月09日11:16

江蘇省南京市にある中國侵略日本軍南京大虐殺遭難同胞記念館の「人類の大災害-侵華日軍南京大虐殺史実展」。中國語?英語?日本語の3ヶ國語で南京大虐殺の「犠牲者數 300000(30萬人)」と書かれている(寫真は中國侵略日本軍南京大虐殺遭難同胞記念館の公式サイトより転載)

日本の作家?村上春樹氏の新作「騎士団長殺し」が2月24日に発売された。同作品では主人公の「私」の口を借りて歴史的事件の南京大虐殺に觸れ、舊日本軍が起こした中國侵略戦爭や南京大虐殺に対する反省を述べている。そしてこのことで、日本の右翼勢力から批判を受けている。

村上氏の同作品では、主人公の「私」が歴史的事件の南京大虐殺を次のように語っている。

「そうです。いわゆる南京虐殺事件です。日本軍が激しい戦闘の末に南京市內を占拠し、そこで大量の殺人がおこなわれました。戦闘に関連した殺人があり、戦闘が終わったあとの殺人がありました。日本軍には捕虜を管理する余裕がなかったので、降伏した兵隊や市民の大方を殺害してしまいました。正確に何人が殺害されたか、細部については歴史學者のあいだにも異論がありますが、とにかくおびただしい數の市民が戦闘の巻き添えになって殺されたことは、打ち消しがたい事実です。中國人死者の數を四十萬人というものもいれば、十萬人というものもいます。しかし四十萬人と十萬人の違いはいったいどこにあるのでしょう?」

中國侵略日本軍南京大虐殺遭難同胞記念館の元館長の朱成山氏は、人民日報の取材に対して、「村上氏は國際的にも知名度の高い日本人作家であり、新作の中で南京大虐殺における中國人死者數に関して、『四十萬人と十萬人の違いはいったいどこにあるのでしょう?』という疑問を投げかけていた。これは、南京大虐殺は事件性が高いという視點、生きる権利を尊重する観點、正義や良識ある立場に立った、力強く鋭い質問だ」と語った。


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