日本のメディアがこのほど伝えたインタビューがなかなか忘れられない。日本政府は働き方の改革を推進(jìn)するため、サラリーマンには早く退社するよう促し、企業(yè)には殘業(yè)をさせないよう促している。だが30歳をいくつか過(guò)ぎたサラリーマンはインタビューに答える中で、「毎日3時(shí)間殘業(yè)しており、今月は3萬(wàn)円の殘業(yè)代を手に入れた。この3萬(wàn)円がないと、生活が本當(dāng)に苦しくなる」と述べたのだ。

日本経済について語(yǔ)る時(shí)、日本政府は「民間に資産を隠している」などとよく言われる。それではこの「資産」はどこに行ったのか。日本人のお金はどこに使われてしまったのか。最新のデータによると、日本人の平均年収は414萬(wàn)円で、普通に考えれば決して少ない數(shù)字ではないが、サラリーマンの多くは手元不如意の感覚を抱き続けている。その原因はいろいろあり、まず日本は物価が高いこと、特に食品価格と交通費(fèi)が高いことがある。東京では4分の1カットの白菜が200円もし、路線バスに乗ると220円かかる。次に日本の多くの世帯は働き手が男性だけだということがある。男性の収入で家族の日常の消費(fèi)をまかなうだけでなく、住宅ローンや子どもの教育費(fèi)なども必要で、こうした費(fèi)用は決して馬鹿にならない。また日本人は退職後の経済狀態(tài)に懸念を感じる人が多く、お金を使おうとしない傾向が強(qiáng)い。

今の日本では、大富豪を除けば、一般人の中で本當(dāng)にお金をもっているのは高齢者だ。高齢者はバブル経済の時(shí)代を経験し、資産を豊富に蓄えている。日本の明治安田生命保険が4月28日に発表した調(diào)査結(jié)果をみると、日本では20％以上の世帯が貯蓄ゼロだが、50～70歳代の世帯の平均貯蓄額は1千萬(wàn)円を超える。とはいえ、親がお金を持っているから子どもも持っているということにはならない。日本では贈(zèng)與にしろ相続にしろ、受け取るには高い稅率の稅金を納めなければならないからだ。日本の若い世代は、赤貧とは言わないが、それほどゆとりがないことは確かだ。（編集KS）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2017年5月3日