上海のコレクター、鄭健強(qiáng)さんには一つの願(yuàn)いがある。それは「バレエの女神」で、二代目の「喜児」役を演じている日本人バレリーナの森下洋子さんと會(huì)い、1971年のプログラムを手渡したいという願(yuàn)いだ。松山バレエ団の看板役者である森下洋子さんはその年、初代の「喜児」役を演じた師の松山樹子氏の後を継ぎ、初めて中國(guó)の舞臺(tái)に立った。新華網(wǎng)が伝えた。
また鄭さんだけでなく、森下さんの古い中國(guó)の友人である尹建平さんと辛麗麗さんも首を長(zhǎng)くして、松山バレエ団の15回目の訪中公演の演目「白毛女」に期待している。彼らの間には縁と物語(yǔ)があり、そして交流を通じて深い友情を築いている。
◆歴史を物語(yǔ)るプログラム
鄭健強(qiáng)さんはバレエを愛(ài)し、バレエを理解しているだけでなく、松山バレエ団に対しては特に深い思い入れを抱いているという。
分厚い松山バレエ団の公演資料をめくりながら、鄭さんはよどみなくその歴史を語(yǔ)りだした。1958年の初めての訪中公演のプログラム、「解放日?qǐng)?bào)」や「新民晩報(bào)」などの新聞?dòng)浭陇吻肖陹iき。さらに1964年、1971年、1978年、1984年などの訪中公演のプログラム。これらの黃ばんだ古い資料には、鄭さんの松山バレエ団への熱い思いが込められているだけでなく、中日の民間交流の友好における歴史的な証でもある。
鄭さんはこれまでに松山バレエ団の公演を3回鑑賞したことがあるのだという。なかでも最も忘れがたいのが2011年に上海大寧劇院で鑑賞した「白毛女」だという。鄭さんは、「その公演では私を含む多くの観客が感動(dòng)のあまり涙を流していた。彼らの熱意に深い感銘を受けた観客たちは、まるで『白毛女』の時(shí)代にタイムスリップしたような錯(cuò)覚を覚えたためだ。さらに私を感動(dòng)させたのが森下さんだ。彼女は當(dāng)時(shí)すでに63歳にも関わらず、バレエを続けており、この蕓術(shù)をたゆまず追い求める精神、中國(guó)文化への理解と熱意に非常に感銘をうけた」と語(yǔ)った。
松山バレエ団は今月23日、上海大劇院で「白毛女」を上演する。鄭さんは森下さんに、1971年の訪中公演時(shí)のプログラムを記念品として贈(zèng)呈するつもりだという。鄭さんは、「蕓術(shù)は交流し、吸収しあうものだ。今後も訪中公演を行うことを期待している」とその思いを語(yǔ)った。
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