80後の葛さんは5歳と1歳の子どもがいる。以前は「海外旅行では一番安いところに泊まっていた。香港の（激安ホテルの）重慶大廈の『鳥かご』みたいに小さな部屋なら、前は1泊400元（1元は約16.2円）くらいで泊まれた」といい、「結(jié)婚したての頃、妻とよく旅行に行っていて、當(dāng)時(shí)は節(jié)約するために、ホテルがちょっとくらい悪くても気にならなかった」と振り返るが、今は子ども連れで出かけるので、星級(jí)ホテルに泊まるようになり、1泊の値段は2千元前後だという。

ホテルだけではない。葛さんは、「子ども連れで遊びに行くと、とりわけ財(cái)布のヒモが緩む。たとえば前回、東京に行った時(shí)、子どもたちはそこいらにある色とりどりのガチャガチャ（カプセルトイ）やUFOキャッチャー（クレーンゲーム）を見ると、絶対にその場(chǎng)から動(dòng)こうとしなかった。1回分の値段は高くないが、旅行が終わってから計(jì)算してみると、こういうものに2千元近くも使っていた」と話す。飛豬のデータでも、「見ればほしくなる」子どもたちは、家族の旅の予算を狂わせる「暴君」のような存在で、たくさんの細(xì)々とした出費(fèi)を出発前に予測(cè)するのは難しいことがわかる。（編集KS）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2017年5月31日