調(diào)査會(huì)社スタティスタがまとめた統(tǒng)計(jì)データによると、2016年の世界のスマートホーム市場の規(guī)模は168億ドル（1ドルは約110.0円）に上り、21年に793億ドルに達(dá)する見込みという。

市場の風(fēng)向きと呼応するように、今年に入ると世界の科學(xué)技術(shù)大手が相次いでスマートホーム市場に參入し、さながら「陣取り合戦」の市場爭奪戦がスタートした。最近は米國特許商標(biāo)庁が「ディープラーニング設(shè)備インタラクティブルール」という名稱の特許出願(yuàn)を発表し、アップルが特許を買い取った。この特許は単一の手持ちのデバイスでコントロールできるスマートホームシステムで、將來的にテレビから電子レンジまで、さまざまなスマート家電設(shè)備のコントロールに応用される可能性がある。マイクロソフトもこのほど、「グラス」と名付けたスマートサーモスタットを開発した。音聲アシスタント「コルタナ」を搭載し、部屋に人がいるかどうか、部屋の空気の質(zhì)はどうかを自動(dòng)的にモニタリングする。

▽中國市場の潛在力は無限

世界のスマートホーム産業(yè)の誕生発展は中國市場における発展を促した。40年近い浮き沈みを経て、中國は今や名実ともに家電大國になった。だが家電強(qiáng)國という目標(biāo)に向かうためには、スマート化が避けられない方向性になるとみられる。

國務(wù)院はこのほど「次世代人工知能（AI）発展計(jì)畫」を発表し、中國初の國レベルのAI発展の中長期計(jì)畫となった。これによると、20年をめどにAIの中核産業(yè)の規(guī)模が1500億元（1元は約16.5円）に達(dá)し、関連産業(yè)の規(guī)模が1兆元を超えることを目指す。また25年をめどに、次世代AIがスマート製造、スマート醫(yī)療、スマートシティ、スマート農(nóng)業(yè)などの分野で幅広く応用されるようになり、AI中核産業(yè)の規(guī)模が4千億元に達(dá)することを目指すという。

AIが発展すれば必然的にスマートホーム産業(yè)の加速的向上をもたらす。魅力的な発展の見通しや良好な政策的環(huán)境の下で、スマートホームは中國家電産業(yè)の突破口と見なされており、海爾（ハイアール）や美的といった伝統(tǒng)的家電大手企業(yè)や、華為や百度などの科學(xué)技術(shù)企業(yè)が相次いでこの分野に布陣を敷いている。