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2018年4月17日  
 

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日本の番組「プロフェッショナル仕事の流儀」制作者が語(yǔ)るその信條とは?

人民網(wǎng)日本語(yǔ)版 2018年04月17日10:09

「この番組の質(zhì)の高さはピカ一だ」や「はまっています」、「良心的で素晴らしい作品なのでイチ押しです」といったコメントが寄せられているのは、中國(guó)のコミュニティサイト?豆瓣で9.3ポイントという高評(píng)価を得た日本のドキュメンタリー番組「プロフェッショナル仕事の流儀」。同番組はNHKの看板番組の一つであり、放送開(kāi)始から12年間にわたり、日本國(guó)內(nèi)で非常に高い人気を博し続けており、最近では中國(guó)人ファンも少なくない。中國(guó)の動(dòng)畫(huà)共有サイト「ビリビリ」や「優(yōu)酷」などでも、多くのネットユーザーが同番組をアップロードしており、わずか數(shù)日前に日本で放送されたばかりの番組が中國(guó)語(yǔ)の字幕付きでアップされ、何萬(wàn)回もの視聴回?cái)?shù)を記録し、數(shù)百本のコメントが寄せられている。環(huán)球時(shí)報(bào)はこのほど同番組の石田涼太郎制作プロデューサーに、同番組の根底にあるものや守り続けている信條についてインタビューを行った。環(huán)球時(shí)報(bào)が伝えた。

同番組では、毎回、各業(yè)界の「実力者」を取り上げ、彼らの仕事ぶりや仕事をする上での信條?理念をさまざまな面から「情熱溢れた職場(chǎng)の燈臺(tái)的存在」を紹介していく。これまでにアニメ監(jiān)督の宮崎駿や俳優(yōu)の故?高倉(cāng)健など350人以上の「プロフェッショナル」がこの番組で取り上げられている。

小児外科醫(yī)の山高篤行さんは同番組の中で、「私はいつも怖くて怯えていた。手術(shù)が難しければ難しいほど、怯えは大きくなる」と自分の弱さを認(rèn)めている。これまでに1萬(wàn)人以上の小さな命を救ってきた彼を人は、「小さな命を救う最後の砦」と呼ぶ。そんな山高さんは、「私は怖いけれど、恐れには決して屈しない。難しい手術(shù)であればあるほど、入念に準(zhǔn)備する。恐れが極限まで來(lái)ると、そこから希望が生まれてくる」と毅然とした眼差しで、しかしおだやかな調(diào)子で話した。その回を観た中國(guó)人視聴者の孫陽(yáng)さんは涙をハラハラとこぼしながら、山高さんの話に強(qiáng)烈な共感を覚えたと言い、「山高さんは、決して臆病ではなく、尊敬すべき人間。私自身、今は仕事でどん底の思いをしていたが、彼の話を聞いて、希望と闘志が再び湧いてきた」と話す。

2000年頃、日本ではこれまでの日本の実績(jī)を振り返り、「頑張ろう」をテーマとしたドキュメンタリーが流行した。當(dāng)時(shí)の日本経済は実際は低迷期にあり、メディアが日本の「凄さ」をPRすればするほど、視聴者はある種の違和感を感じていた。こうしたことを背景に、「プロフェッショナル仕事の流儀」は、視點(diǎn)を変えて、「過(guò)去を振り返らず、今だけに集中する」ことを決めた。これほど多くの人が、これほどの情熱を傾けて自分の仕事を愛(ài)し、自分のポストにおいてこれほどの役割を果たしていることを視聴者に紹介し、視聴者はそんな番組から大いに刺激を受けた。番組放送後の反響は、期待をはるかに上回るものだった。各回で取り上げられた主人公の人生観は、多くの視聴者にとっての「座右の銘」となっている。たとえば、アニメーション監(jiān)督で漫畫(huà)家でもある宮崎駿監(jiān)督の「世の中の大事なことってたいてい面倒くさいんだよ」や、有名俳優(yōu)の故?高倉(cāng)健の「何よりも大切なのは本當(dāng)の気持ち」、サッカー日本代表?本田圭佑選手の「この世に天才などいない」と言った言葉だ。これまで數(shù)百回にわたり制作されてきた「プロフェッショナル仕事の流儀」には、ある一つの共通點(diǎn)がある。それは、主人公はいずれも、人生の挫折や葛藤といった「人生の底」を経験していることだ。

石田プロデューサーは、「これはわざわざそうした部分を紹介している。いくらすごい人であっても様々な困難な目に遭うもので、彼らがどん底から這い上がるプロセスが、視聴者の感銘や共感を呼ぶ。そうでなければ、視聴者の共感を呼ぶどころか、かえって距離感すら感じてしまうことになる」としている。

この12年間で「プロフェッショナル仕事の流儀」では、取り上げられる人は全て取り上げてきた。取材の対象となる人の選抜はますます難しくなってきているが、同番組では、「自薦お斷り」という原則を常に守り続けている。石田プロデューサーは、その理由はいたって単純なことだと言い、「自薦するような人は『サービス精神旺盛な人』で、彼らはカメラの前に出た途端、普段は絶対しないようなことをやろうとするからだ。それは『やらせ』に過(guò)ぎない」と説明する。そのため、番組制作班は、インターネットや新聞、雑誌、人の紹介などさまざまな方法で、番組で取り上げることができるような業(yè)界のプロフェッショナルを探す?!弗抓恁榨Д氓伐绁圣胧耸陇瘟鲀x」制作班のメンバーは十?dāng)?shù)人で、40日間の撮影作業(yè)と5週間の編集作業(yè)を経て、49分間の番組を最終的に完成させる。

「プロフェッショナル仕事の流儀」では、番組の中で要所ごとに必ず「トーン」という効果音と共に、畫(huà)面に取り上げられたプロフェッショナルの仕事に対する姿勢(shì)や人生哲學(xué)が反映された「ひと言」が字幕で表示される。宮崎駿監(jiān)督の回では、「トーン」の効果音の後、「感動(dòng)は半徑3メートル以?xún)?nèi)」というひと言が紹介されている。番組全體のまとめとなる「トーン」の効果音後の言葉選びはとりわけ難しく、制作班のメンバー全員は何度も話し合いを重ね、編集室で出來(lái)上がった作品を観ながら検討していくのだという。

そんな「トーン」の効果音後の「ひと言」の中でも、石田プロデューサーが特に気に入っていると話すのが將棋の羽生善治棋士の「才能とは、情熱や努力を継続できる力である」という言葉だ。小さい頃から、「天才棋士」と持てはやされてきた羽生棋士だがそんな本物の「天才」が実は「情熱や努力を継続できる力」を才能とみなしているとは思わなかったという。石田プロデューサーは、「最初は本當(dāng)に驚いたが、今は、この言葉が私を勵(lì)まし続けてくれている?!亥抓恁榨Д氓伐绁圣胧耸陇瘟鲀x』を観た視聴者が、各業(yè)界のプロフェッショナルたちから何かを?qū)Wび取って、それを自分自身の力に変えてくれることを、心から望んでいる」とその思いを述べた。(編集KM)

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2018年4月17日

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