ハンドルを握る必要も、アクセルやブレーキを踏む必要もない。赤信號になれば停まり、障害物を自主的に回避し、車が自動で運(yùn)転する。そんなSF映畫にしか存在しなかった光景が、現(xiàn)実のものとなりつつある。「重慶市自動運(yùn)転路上テスト始動式」が18日、両江新區(qū)の中國自動車工學(xué)研究院股フン有限公司（フンはにんべんに分）で開かれた。長安や百度、一汽、東風(fēng)、広汽、吉利、北汽フォードなど7社の自動運(yùn)転車が、第1陣となる路上テスト用ナンバープレートを取得した。まず最初に開放される予定の區(qū)間は、禮嘉社區(qū)環(huán)線の12.5キロの範(fàn)囲だ。人民網(wǎng)が伝えた。

自動運(yùn)転車とは、コンピュータシステムが人の代わりに運(yùn)転を行うスマートカーのこと。これはAIやクラウドコンピューティング、ビッグデータ、レーダー探知、測位?ナビなどの數(shù)多くのハイテクと関わり、技術(shù)の高度集積を特徴としている。そのため閉鎖的?開放的な交通環(huán)境で大量の試験を行い、車と車、車と道路、車と人の相互作用下における環(huán)境適応性や通信信頼性、情報安全性などを検証しなければならない。

自動運(yùn)転車はテスト中に歩行者を識別し、車線の方向を正確に感知し、車線にそってカーブすることができる。また前方の車両と制限速度の標(biāo)識を識別し、スピードを制御できる。

3月中旬には「重慶市自動運(yùn)転路上テスト管理?実施細(xì)則（試行）」が発表され、重慶市が自動運(yùn)転路上テストを?qū)g施するためゴーサインを出した。

中國自動車工學(xué)研究院の謝飛副総経理によると、重慶市は世界の85％以上の交通シーン及び環(huán)境を網(wǎng)羅する。高速ループや長いトンネル、坂道、カーブ、橋、木に囲まれた道路の他に、「3D都市」や「5D立體交差」といった獨特な道路狀況という資源を有しており、自動運(yùn)転路上テストの「萬能型試験場」といってもおかしくないほどだ。そのため、そのテスト結(jié)果にはより高い権威が備わっている。（編集YF）

「人民網(wǎng)日本語版」2018年4月20日