民政部（?。─?018年に発表した「2017年社會サービス発展統(tǒng)計公報」によると、2017年、婚姻屆けを出した人のうち、25歳から29歳までの人が最も多く36.9％を占めた。一方、2012年までは、婚姻屆けを出した人のうち最も多かったのは20歳から24歳だった。

〇今まさに転換を迎えている社會的観念

このような現(xiàn)象について、北京大學(xué)社會學(xué)部の陸傑華教授は、「経済社會の発展にともない、結(jié)婚?出産に対する考え方にも大きな変化が生じた。晩婚や非婚などの現(xiàn)象がますます普遍的になり、社會の受容度も高まってきており、結(jié)婚はもはや、唯一の選択肢ではなくなってきている」と指摘した。

このほか、現(xiàn)代社會における生活コストや育児費用の増加も、人々の結(jié)婚願望を引き下げる一因となっている。

北京大學(xué)中國教育財政科學(xué)研究所が発表した中國教育財政世帯調(diào)査の統(tǒng)計データによると、2017年前學(xué)期、全國で子供が基礎(chǔ)教育段階にある世帯の教育支出総額は約1兆9062憶6千萬元（約31兆5600億円）に上り、この數(shù)値は2016年GDPの2.48％に相當する。

上海社會科學(xué)院社會學(xué)所の陸暁文研究員は、「生活コストが上昇の一途を辿っていることで、多くの人は、結(jié)婚について全く考えられない、あるいは當面は考えられないという狀況に陥っている」と指摘した。

「今の多くの若者は、個性と個人主義の意識が非常に強く、家庭に縛られたくないと思っている。彼らは、異性との付き合いがないわけではないが、特に結(jié)婚を望んではいない」と陸研究員は続けた。

若者の結(jié)婚願望低下によってもたらされるマイナス影響について心配する専門家もいる。

上海金融法律研究院の劉遠挙研究員は、「経済発展と都市化は、結(jié)婚願望に対して『ダブルのプレッシャー』をもたらしている?；橐雎胜蔚拖陇?、実は、ごく正常な現(xiàn)象であり、理性的に評価しなければならない」との見方を示した。

しかし、劉研究員は、同時に、「出産率を引き上げる面から見ると、若者の結(jié)婚?出産を後押しするような具體的な政策を制定すべきだ」と分析している。（編集KM）

「人民網(wǎng)日本語版」2019年4月3日