小さな頃から物分かりが良く、日常生活では人付き合いに長け、誰とでも良い人間関係を築き、相手に応じて自分の対応も変えることができるといったような人物が周囲にいないだろうか。彼らは、皆の前では常に明るく楽しげに振る舞い、楽観的で朗らか、エネルギッシュで自信家、そしてポジティブな印象を人々に與えている。新華網(wǎng)が伝えた。

しかし、このような人たちは、時に全く違う一面を見せる。非常に物靜かになり、他人の何気ない一言に悲観的になり、心に深い傷を負っているのに、他人にはそれを簡単には悟らせない。彼らは、このような心の內(nèi)面を表現(xiàn)したがらず、誰かに訴えたり、愚癡ったりもしない。周囲にいる人々は、彼らが精神的に非常に強いと誤解しており、彼らの內(nèi)面に関心を抱くことは少ない。そして、彼らの社交的能力が高すぎるため、相手に合わせて話題を選び、様々な性格の相手にも対応することができてしまう。彼らは時には表面的な笑みを浮かべ、時にはだんまりを決め込む。他人に聞かせたい多くのことを最終的には自分自身にしか言うことができず、他人を邪魔するのを気兼ねして、表面的には楽しそうな振りをしているが、しばしば心にもないことを口にしている。

このような性格の人は學(xué)術(shù)的に、「外向型孤獨癥」と呼ばれている。このタイプの人は、「外」に対しては明朗活発に振る舞うが、自分の「內(nèi)」ではさまざまな想いが絡(luò)み合い、もつれ合っている。

（編集KM）

「人民網(wǎng)日本語版」2019年6月10日