スイス?ジュネーブに本部を置く國際連合貿(mào)易開発會(huì)議（UNCTAD）が12日に発表した年次報(bào)告書「2019年世界投資報(bào)告」によると、2018年は世界の海外直接投資（FDI）が3年連続で減少したが、中國の外資導(dǎo)入額は流れに逆らって増加し、引き続き世界2位の外資流入國になっているという。新華社が伝えた。

同報(bào)告書によると、米國の稅制改革や一部エコノミーの外資プロジェクト審査強(qiáng)化の影響により、昨年の世界のFDIは1兆3千億ドル（1ドルは約108.3円）に上り、17年に比べて13％減少し、3年連続の減少になったという。

UNCTADのムキサ?キツイ事務(wù)局長は、「FDIは引き続き金融危機(jī)後の低水準(zhǔn)から抜け出せなかった。これは國際社會(huì)が貧困や気候変動(dòng)といった焦眉の急の世界的問題に対処する上で、よい兆しとはいえない」と述べた。具體的にみると、18年は先進(jìn)國に流入 したFDIは同27％減少し、04年以降で最低だった。米國の稅制改革により米多國籍企業(yè)の海外資本が米國に還流したことから、歐州が導(dǎo)入した外資は半減した。歐州連合（EU）離脫の影響で、英國に流入する外資も36％減と大幅に減少した。また米國に流入したFDIも同9％減少して2520億ドルになったが、それでも米國は引き続き世界最大の外資流入國となった。

同報(bào)告書によると、18年に中國へのFDI流入量が4％近く増の約1390億ドルに達(dá)し、中國は引き続き世界2位の外資流入國になった。UNCTAD投資?企業(yè)擔(dān)當(dāng)局の◆暁寧（◆は譫のつくり）局長は、「中國の投資環(huán)境がより開放的になり、便利になったことが、中國が外資誘致力を維持した主な原因」との見方を示した。（編集KS）

「人民網(wǎng)日本語版」2019年6月14日