北京積水潭病院の田偉院長は同病院で27日、遠隔操作システム制御プラットフォームを使い浙江省嘉興市第二病院及び山東省煙臺市煙臺山病院と同時に連結(jié)し、世界初となる整形外科手術(shù)ロボットマルチセンター5G遠隔操作手術(shù)に成功した。北京日報が伝えた。

同日9時頃、田氏がパソコンの前で「確定」ボタンをクリックすると、遠く離れた2つの病院の2臺の整形外科ロボットがアームを動かし手術(shù)を開始した。世界初の整形外科手術(shù)ロボットマルチセンター5G遠隔操作手術(shù)が正式に始まった。この世界初となる手術(shù)は、中國電信（チャイナ?テレコム）5Gネットワーク及び華為（ファーウェイ）の通信技術(shù)サポートを受けた。また整形外科手術(shù)をAI?5G技術(shù)と革新的に組み合わせ、同時に「一対複數(shù)リアルタイム手術(shù)」を行った。同手術(shù)では田氏が嘉興及び煙臺の手術(shù)室の醫(yī)師を同時に指導(dǎo)し、患者の手術(shù)を行った。

2人はいずれも脊椎骨折の患者だった。9時15分、嘉興の腰椎骨折患者は1本目となる椎弓ガイド針を植え込まれ、それに沿うようにして1本目のボルトが正確に打ち込まれた。手術(shù)中、信號伝送がスムーズで、長距離離れていることにより信號が途絶え、処理が遅れ、反応が鈍くなるといった狀況は生じなかった。5Gネットワークの高速、大連結(jié)、低遅延という典型的な特長が、今回の遠隔手術(shù)で十分に示された。

田氏は手術(shù)後インタビューに応じた際に「遠くからロボットの正確かつリアルタイムの運動を指揮するのは非常に挑戦的な試みだ。5Gがなかった時代であれば、実現(xiàn)は困難だった。ほんの少しの誤差や遅延であっても、患者が非常に危険になる。今回の手術(shù)はこれまでの遠隔動畫診斷?手術(shù)指導(dǎo)及び遠隔手術(shù)計畫と異なり、5G通信技術(shù)により遠隔計畫を遠隔操作に変えた。これは整形外科手術(shù)ロボットの正確かつリアルタイムな手術(shù)を遠隔操作により実現(xiàn)し、しかも2カ所の2臺の手術(shù)を同時に行った。私がマウスでクリックするたびに畫面の向こう側(cè)のロボットが指示に従い動き、私が目の前にいるのとまったく同じだった」と話した。（編集YF）

「人民網(wǎng)日本語版」2019年6月28日