中國宇宙飛行士科學(xué)研究トレーニングセンターで、健康な男性36人が頭を低くし足を高くした姿勢で、ベッドの上で90日連続して橫たわり、無重力狀態(tài)を想定した同時(shí)実験人數(shù)の世界記録を更新し、中國の宇宙飛行士が宇宙で長期滯在するための基礎(chǔ)を固めた。新華社が伝えた。

この「地星2號」実験の正式名稱は、「傾斜角6度で頭を下にして橫たわる実験」で、中國宇宙ステーション任務(wù)の準(zhǔn)備期間の厳しい取り組みの一つとなっている。ボランティア36人が90日?24時(shí)間連続して傾斜角6度で頭を下にして橫たわる姿勢で実験を行った。

このほど廈門（アモイ）で開催された第1回中國空間科學(xué)會議で、中國有人宇宙プロジェクト宇宙飛行士システム副チーフデザイナーの李瑩輝氏は「長期的に橫になる場合、人體の體液は頭から胸部に移り、足の骨及び筋肉の活動と刺激が減少する。これは宇宙飛行士の無重力狀態(tài)における身體の変化に似ている」と紹介した。

李氏は、「ベッドに橫たわる実験により、宇宙の無重力狀態(tài)における心血管機(jī)能の亂れ、骨の脆弱化、筋萎縮、內(nèi)分泌不全などの宇宙醫(yī)學(xué)問題を研究できる。長期的な無重力環(huán)境の人體への影響に関するデータを収集し、無重力防護(hù)措置の有効性を検証できる」と述べた。

実験內(nèi)容及び各部署の作業(yè)は10分間隔で正確に設(shè)定された?；A(chǔ)生理、心血管、骨、心理テストなどの関連指標(biāo)の現(xiàn)場試験?データ収集を計(jì)1萬回以上行った。これは宇宙飛行士の軌道上における長期的かつ健康的な飛行に重要データを提供し、宇宙飛行士の健康を保証する各種防護(hù)措置を検証することになる。

李氏によると、「地星2號」実験の実施は主に3つの段階に分かれた。これはベッドに橫たわる前の15日の実験適応期間、ベッドに橫たわる90日、起床後の33日の回復(fù)期間のことで、実験全體の期間は140日近くにのぼった。同実験は現(xiàn)在、この回復(fù)期間に入っている。

未來の中國宇宙ステーションの完成後、宇宙飛行士の宇宙生活?勤務(wù)期間は180日にものぼる可能性がある。そのため長期的な無重力狀態(tài)の人體への影響、既存の防護(hù)措置の効果を十分に把握する必要がある。

中國はこれまで、男性が30?45?60日、女性が15日ベッドに橫たわる一連の実験を行った。過去の有人宇宙飛行任務(wù)の順調(diào)な完了に、科學(xué)データと防護(hù)プランのサポートを提供した。（編集YF）

「人民網(wǎng)日本語版」2019年10月30日