澳門（マカオ）が祖國に復(fù)帰して20年が経ち、澳門は大きくなり、そして美しくなった。澳門の人々の幸福感も獲得感もさらに強まっている。人民日報が報じた。

澳門特別行政區(qū)市政諮詢委員會の陳溥森委員は、「澳門市民の福祉レベルの高さは周知の通りで、特に高齢者については、『年を取って澳門で暮らせるのは幸運なこと』などと言われている」とした。

復(fù)帰から最初の10年は経済を発展させ、次の10年は人々の暮らしを改善した。澳門の國內(nèi)総生産（GDP）は1999年の519億マカオ?パタカ（1パタカは約13.6円）から2018年には4447億マカオ?パタカに増加し、飛躍的な発展を?qū)g現(xiàn)した。一人あたり平均GDPも1999年の12萬マカオ?パタカから2018年は67萬マカオ?パタカへと急増し、世界のトップクラスに入った。経済が成長を続け、財政収入が充足すると、政府は國民生活のための支出を大いに増やし、國民生活という最大の政治をしっかりととらえ、今日の澳門の政治的?経済的に安定した良好な局面を創(chuàng)り出した。

「私は澳門の建設(shè)と発展を自らこの目で見て、參加もしてきた」と話す車雪芬さんは、1999年當(dāng)時は20歳で澳門観光學(xué)院の大學(xué)生だった。「私は澳門で生まれ、母はポルトガル人、父の原籍は広東省だ。私たち3人姉妹は、小さいころから父に『自分たちは中國人』と言われて育ってきた。ホテル?エキシビション産業(yè)で働き始めた當(dāng)初は、大體50人規(guī)模の會議を受け入れており、會議室を1部屋とマイクを1臺用意すれば十分だった。今の活動規(guī)模は最大で2萬1千人ほどに膨らみ、當(dāng)社が所有するホテルをフル活用しなければならなくなった」という。政府の統(tǒng)計によれば、今年第1四半期には、澳門が受け入れた各種エキシビションイベントの參加者は33萬3千人を超え、前年同期比15％増加した。今やエキシビション産業(yè)は澳門の多様化した産業(yè)において欠かすことのできない要素となっている。

「澳門では子どもが學(xué)校に行くのにお金がかからない。もちろん補習(xí)クラスにはいくらか払わなければならないけれど」と話すのは、7歳の學(xué)齢期の子どもがいる澳門市民の張恵琴さん。澳門では2007年以降、幼稚園から高校までの15年間の教育費が無償になった。澳門の初級衛(wèi)生保健システムは世界保健機関（WHO）に「太平洋地區(qū)のモデル」と評価され、澳門市民の平均壽命は84歳に達した。政府が主導(dǎo)して建設(shè)された公共住宅は5萬1千戸に達し、中?低所得層の安心して暮らしたいニーズに応えている。小さい頃には教育を受け、病気になれば醫(yī)療サービスを受け、高齢になれば高齢者ケアを受け、住む場所があり、問題があれば支援を受けるという青寫真が、澳門で生き生きとした現(xiàn)実のものになった。

澳門の繁華街である市街地の中心から、車で西灣大橋を渡って南へ行くと、30分ほどで澳門大學(xué)橫琴キャンパスに到著する。この大學(xué)は設(shè)備が整い、靜かな環(huán)境で、図書館などの設(shè)備は市民に開放されている。宋永華學(xué)長は、「澳門大學(xué)は粵港澳大灣區(qū)（広州、仏山、肇慶、深セン、東莞、恵州、珠海、中山、江門の9市と香港、澳門両特別行政區(qū)によって構(gòu)成される都市圏）の西岸で総合力トップの大學(xué)の一つ。私たちは澳門特區(qū)がもつ制度面の優(yōu)位性と國際化の優(yōu)位性を融合させ、これを利用して、澳門と大灣區(qū)のために世界のハイレベル人材の導(dǎo)入に力を入れ、人材をエンジンとし、原動力として、大灣區(qū)全體の発展を推進していきたい」と述べた。