春節(jié)（舊正月、今年は1月25日）の連休が終わり、仕事再開の1日目となった2月3日、企業(yè)微信（法人向けWeChat）を利用した企業(yè)は數(shù)百萬社に上り、前年同期の3倍に達(dá)した。新型コロナウイルスの感染による肺炎の影響を受けて、オンライン教育やリモートワークを真っ先に選ぶ企業(yè)や機(jī)関が多かったことが注目される?！干虾Ｔ^券報(bào)」が伝えた。

感染の拡大に共同で立ち向かうため、オンライン教育機(jī)関の猿輔導(dǎo)は無料のライブ中継レッスンを開放したが、初日にサーバーがダウンし、多くの親たちがライブ中継のトップページで「動(dòng)きが止まった」、「先に進(jìn)めない」などと苦情を申し立てる事態(tài)が數(shù)多く生じた。猿輔導(dǎo)の関係責(zé)任者は、「この問題の原因はレッスンを受ける生徒が多すぎることで、500萬人以上が同時(shí)にオンラインのレッスンを受けていた」と説明した。

同じような狀況はリモートワークプラットフォームの釘釘や企業(yè)微信でもみられた。ネットユーザーが明かしたところでは、「企業(yè)微信がダウンしてしまった。リモートワークが始まった初日に、まさか（通信プラットフォームの）YY（直播）のライブ中継畫面を立ち上げてそこで會(huì)議をするとは思わなかった」という。

リモートワークはどれほど盛んだったのか。企業(yè)微信の責(zé)任者は、「仕事再開の初日に、企業(yè)數(shù)百萬社が企業(yè)微信を利用し、前年同期の3倍になった。數(shù)千萬人のユーザーが企業(yè)微信のリモートワーク機(jī)能を利用したと同時(shí)に、數(shù)十萬回の會(huì)議が企業(yè)微信上で行われた」と説明した。

釘釘のエンジニアは、「ここ數(shù)日は毎日が『ダブル11』（11月11日のネット通販イベント）みたいな盛況だった」と感慨深げに述べた。データによれば、1千萬を超える企業(yè)?機(jī)関が釘釘のデジタル化プラットフォームを利用して業(yè)務(wù)を再開した。短時(shí)間で爆発的に増加した通信量のピーク時(shí)には、釘釘プラットフォームにも大きな圧力がかかったという。

業(yè)界の専門家は、「今回の新型肺炎は中國のテレビ會(huì)議やライブ配信などに関わる産業(yè)の爆発的成長を促進(jìn)する可能性がある。リモートコーポラティブワークは、テレビ會(huì)議とライブ配信施設(shè)の基礎(chǔ)的応用であるという側(cè)面が強(qiáng)い。業(yè)務(wù)再開初日に大手プラットフォームの通信量がピークを迎えたことは、テレビ會(huì)議とライブ配信に対する中國市場の極めて大きなニーズを示している。蘇寧や蒙牛を含む多くの企業(yè)がすでに業(yè)務(wù)再開式や通常の會(huì)議をライブ中継を通じて行っている」と述べた。

これまではリモートワークといえばオフィスの補(bǔ)助的ツールに過ぎなかったが、新型肺炎の流行期には一種の硬直的需要になったといえる。リモートワークの爆発的需要を前に、大手プラットフォームはさまざまなソリューションを打ち出した。たとえば阿里巴巴（アリババ）系の阿里釘釘は無料テレビ會(huì)議を302人が參加できるようバージョンアップした。騰訊（テンセント）會(huì)議は病院の緊急通知機(jī)能を1千人に開放し、電話?テレビ會(huì)議に300人が同時(shí)に參加できるようにした。字節(jié)跳動(dòng)傘下のオフィスツール?飛書も「オンラインオフィス」機(jī)能を打ち出し、音聲によるコミュニケーションを提供し、すべてのオフィスで最大50人が同時(shí)に接続できるようにした。

新型肺炎の流行が終息した後、オンラインオフィスが企業(yè)の業(yè)務(wù)遂行の主流スタイルになるだろうか。企業(yè)微信の上級(jí)産業(yè)ディレクターの王瓊さんは、「オンラインオフィスは柔軟な働き方で、細(xì)分化とモバイル化を背景に、企業(yè)の業(yè)務(wù)遂行に新たな選択肢を提供するものだといえる」との見方を示した。（編集KS）

「人民網(wǎng)日本語版」2020年2月6日