韓國メディアによる「小児奇病」報道の畫面スクリーンショット。

韓國の中央防疫対策本部は26日、同日午前0時までに、韓國國內(nèi)において、「小児多発性炎癥癥候群」、いわゆる「小児奇病」の疑い例が2人確認(rèn)されたことを明らかにした。韓國で「小児奇病」の疑い例が発生したのは今回が初めてとなる。韓國聯(lián)合ニュースの報道を引用して海外網(wǎng)が伝えた。

「小児奇病」の疑いがある2人の子供は、いずれもソウル市內(nèi)に住んでおり、年齢は10歳以上と10歳未満、新型コロナウイルスへの感染の有無を調(diào)べるためのPCR検査の結(jié)果は、2人とも陰性だった。このうち1人は、「小児奇病」の定義には當(dāng)てはまらないことが判明したという。防疫當(dāng)局は現(xiàn)在、全面的な調(diào)査を進(jìn)めている。

5月23日の時點で、この「小児奇病」が確認(rèn)された國がすでに世界13ヶ國に達(dá)していることは、注目に値する。

「小児奇病」の臨床癥狀は、4歳までの乳幼児に多くみられる「川崎病」の癥狀と似ており、最悪の場合には死に至るケースもあり、感染の原因はまだはっきりしていない。米國ではこれまでに、川崎病に罹患した患者が1人確認(rèn)されており、年齢は20歳過ぎの成人という。

中國中央テレビ局（CCTV）の報道によると、米ニューヨーク州のクオモ州知事は5月9日、「ニューヨークで、極めて珍しい小児奇病の疑い例が発生しており、新型コロナウイルスとの関連性が疑われる」と発表した。

米ニューヨーク市のデブラシオ市長も現(xiàn)地時間5月18日、「ニューヨーク市內(nèi)では現(xiàn)時點で、145人の子供が『小児奇?。ㄐ苟喟k性炎癥癥候群）』と診斷されており、うち67人が、PCR検査または抗體検査によって、新型コロナウイルスの陽性反応が確認(rèn)された。米國疾病予防管理センター（CDC）は、すでに、小児奇病と新型コロナウイルスとの関連性を正式に認(rèn)めている」と述べた。（編集KM）

「人民網(wǎng)日本語版」2020年5月28日