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2020兩會

日本のエコノミスト「ポストコロナも中國の魅力は衰えず、経済発展に注目」

人民網(wǎng)日本語版 2020年05月26日10:44

第13期全國人民代表大會(全人代)第3回會議が北京で開幕し、李克強國務院総理が行った政府活動報告(以下「政府報告」)が國內外の學者から広く注目された。長年にわたり中國経済の踏み込んだ研究をしてきた學者であり、日本一般財団法人國際貿易投資研究所(ITI)チーフエコノミストである江原規(guī)由氏は、インターネットを通じ、今回の政府報告を最初から最後までしっかり試聴したという。中國がいかにして財政?金融政策面で新たな狀況に対応し、新型コロナウイルス感染癥がもたらした影響を克服するかなど、政府報告で注目された問題について、江原氏はこのほど人民網(wǎng)の日本駐在記者のインタビューに応じた。人民網(wǎng)が伝えた。

ポストコロナも中國の魅力は衰えない

江原氏は取材に対し、「中國は獨特の政治的?制度的優(yōu)位性、しっかりとした経済的基盤、巨大な市場の潛在力、億萬の人民の努力と知恵がある國だ。ここに、新型コロナウイルスの感染拡大という危機に直面した時の中國経済の強靭性と潛在性が內包されている」と述べ、中國はトップダウン方式による斷固たる封じ込め措置やヒト?モノの大動員を行ったが、こうした政策決定力や行動力は、他の國では想像できないものだと指摘。さらに江原氏は、「中國は世界唯一のフルセットの産業(yè)構造を有している國だ。昨年末の時點で、中國で設立された外資企業(yè)數(shù)は累計で100萬社を突破し、100萬1377社に達した。また輸出入業(yè)務を展開する外資企業(yè)は8萬4000社を超え、中國の対外貿易企業(yè)総數(shù)の16.8%を占めた。さらに輸出入額は12兆6000億元(1元は約15.1円)となり、中國全土に占める割合は39.9%に達した。これらは中國が各分野において世界の人材を集めていることを裏付けるのに十分だ。世界経済のビジネス拠點としての中國の魅力は衰えることはないだろう」と述べた。

「六つの安定」と「六つの保障」で中國経済の行方を見る

江原氏は、今回の政府報告で今年の中國経済成長率の具體的な目標が示されなかったことに注目している。これについて江原氏は、「これは、経済大國中國の責任ある姿勢とみられよう。近年、経済國際化が急速に展開しグローバル産業(yè)?サプライチェーンの中核にある中國経済は、當然世界経済の影響を強く受けることになる。新型コロナウイルス感染癥で、世界各國の経済の見通しが極めて不確実になりつつある中、経済大國中國がGDP成長率を提示すること自體あまり意味がないのではないか」と述べた。

江原氏は、「政府報告では『六つの安定』や『六つの保障』により中國経済の具體的方向性が示されており、今年の中國経済の行方をみることのできる視點として提供されている。例えば、都市部新規(guī)就業(yè)者數(shù)は 900 萬人以上、都市部登録失業(yè)率(5.5%前後)、消費者物価上昇率(3.5%前後)などだ。また、積極的財政政策では、今年の財政赤字の対GDP比は3.6%以上、財政赤字の規(guī)模は前年度比1兆元増するなどが指摘できる」との見方を示し、「今年の中國経済の行方を見る視點を可能な限り客観的に伝えようとする姿勢が、『報告』からは見て取れる」と述べた。

政府報告で言及されている「両新一重」建設について、江原氏は、「これは注目に値する。この『両新一重』建設には、中國経済の発展の可能性が秘められている。特に、新インフラ建設は、世界が5GやAIなどを主役とする第4次産業(yè)革命に入ったとされる現(xiàn)在、世界が注目するデジタル経済のプラットフォームづくりに深くかかわっている點で、國際経済ガバナンスにおける中國のプレゼンスと大いに関わっていると言える。デジタル経済を積極的に推進しつつある中國が、今後、そのグローバル化をどう推進しようとしているのかを見る視點であり、対中ビジネスの行方を見る視點でもある」と述べた。

新インフラ建設は第4次産業(yè)革命で決定的役割を果たす

大いに発展に力を入れる事業(yè)として、中國はデジタル経済プラットフォームづくり、つまり新インフラ建設を進めている。江原氏は、「改革開放で中國経済の高成長を支えたのは、道路や鉄道、港灣、橋梁、外資導入拠點などハードウエア建設を重點とするインフラ投資にあったが、新インフラ投資は未來産業(yè)やスマート都市の創(chuàng)出や発展に大きく関わっている」と述べたうえで、「新インフラ建設は第4次産業(yè)革命推進のプラットフォームづくりだ。新インフラ建設には膨大な資金が必要だが、この點、改革開放や『一帯一路』(the Belt and Road)でのインフラ整備(鉄道、港灣など)や外資導入、國際連攜、國際協(xié)力の経験が生かされるに違いない」と指摘。さらに、「第4次産業(yè)革命が到來しようとしている今、中國は最前線へと飛躍的に発展しつつあり、新インフラ建設はそのために極めて重要な役割を果たすだろう」と述べた。(編集AK)

「人民網(wǎng)日本語版」2020年5月26日 

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