沖縄県石垣市は釣魚島及びその附屬島嶼（日本名?尖閣諸島）の字名を現(xiàn)行の「登野城」から、「尖閣」の二文字を加えて「登野城尖閣」に変更する計(jì)畫だ。石垣市議會(huì)事務(wù)局は9日、この議案がすでに同日の市議會(huì)定例會(huì)に正式に提出されており、22日の會(huì)議で採(cǎi)決されることを明らかにした。これについて中國(guó)の専門家は、日本側(cè)の「改名」行為は釣魚島問題を「複雑化」「危機(jī)化」させるだけであり、相対的に緩和された現(xiàn)在の中日関係にさらに大きな不確実性をもたらすと指摘する。環(huán)球時(shí)報(bào)が伝えた。

朝日新聞の報(bào)道によると、石垣市の中山義隆市長(zhǎng)は、字名変更は「行政事務(wù)改善のため」としている?，F(xiàn)行の字名「登野城」は釣魚島及びその附屬島嶼と石垣島內(nèi)の登野城地域で共用されており、混同しやすいため、釣魚島及びその附屬島嶼の字名を「登野城尖閣」に変更することで「區(qū)別を強(qiáng)化」し、「行政効率を高める」計(jì)畫だ。

外交學(xué)院國(guó)際関係研究所の李海東教授は9日に取材に応じた際、「中日間には釣魚島の領(lǐng)有権問題が確かに存在し、歴史の殘したこの問題を短期間で解決できる可能性も低い。こうした中、雙方は溝を有効に管理?コントロールし、共通認(rèn)識(shí)をさらに拡大するべきだ。しかし、日本側(cè)の『改名』行為は釣魚島問題を『複雑化』『危機(jī)化』させるだけであり、相対的に緩和された現(xiàn)在の中日関係にさらに大きな不確実性をもたらす」と指摘した。

実は石垣市議會(huì)は、すでに2017年に釣魚島及びその附屬島嶼の字名変更の議論を始めたが、後に手続き上の問題で頓挫した。今になって字名変更の推進(jìn)を加速している理由について、李氏は「沖縄の地方保守勢(shì)力が、この行動(dòng)が中日関係に與える影響を日本政府の立場(chǎng)に立ってしっかりと考えなかった可能性がある」と指摘した。

李氏はさらに「背後で米國(guó)がつまらない策略を弄している可能性も排除できない。米國(guó)は終始中國(guó)を競(jìng)爭(zhēng)相手と見なしている?，F(xiàn)在國(guó)內(nèi)情勢(shì)が混亂し、選挙戦でトランプ政権の狀況がかんばしくない中、米國(guó)は中日間にもめ事をつくることで、國(guó)內(nèi)世論の視線をそらすことを企てているのかもしれない」と指摘。「釣魚島問題をめぐり中日間に強(qiáng)い対立が生じた場(chǎng)合、米國(guó)のいわゆる日本への『支持』はかなりの程度において口先だけのものにとどまり、最終的に犠牲になるのはやはり日本であるということをよく知るべきだ」と強(qiáng)調(diào)した。

外交部（外務(wù)?。─弦郧啊羔烎~島及びその附屬島嶼は古來(lái)中國(guó)固有の領(lǐng)土であり、日本側(cè)が何を言い、何をしようとも、この事実を変えることはできない。釣魚島に対する中國(guó)の主権には十分な歴史的根拠と法理上の根拠があり、釣魚島の領(lǐng)土主権を守る中國(guó)側(cè)の決意は確固不動(dòng)たるものだ」と述べた。（編集NA）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2020年6月10日