近年、リアル脫出ゲームを代表とするオフライン體験型ゲームが若者の間で人気になっている。統(tǒng)計(jì)によると、中國(guó)の體験型ゲームの市場(chǎng)規(guī)模は2019年にすでに5000億元（1元は約15.8円）に達(dá)しており、成長(zhǎng)率は數(shù)年連続で約15％のペースを保っている。また、「90後（1990年代生まれ）」や「00後（2000年以降生まれ）」の約50％は、毎週、少なくとも1回は體験型ゲームをしている。最近は、體験型推理ゲーム「マーダーミステリー」が登場(chǎng)し、そのミステリアスなシナリオ、ドキドキ感を楽しめるほか、友人たちと一緒に遊べるとあって、大人気となっている。中國(guó)中央テレビ局（CCTV）のビジネスチャンネルが報(bào)じた。

マーダーミステリーで人生を演じながら友達(dá)と交流

海外に起源を発するマーダーミステリーは、物語(yǔ)の登場(chǎng)人物になりきって遊ぶ推理ゲーム。シナリオ上の事件をめぐって、人間関係の再現(xiàn)、証拠探しなどをしながら推理を展開(kāi)し、犯人を捜す。參加者は通常5人から8人で、所要時(shí)間は4時(shí)間から7時(shí)間ほど。その、ミステリアスな事件をめぐって推理を行う中で、參加者は演技力を存分に発揮できるほか、探偵になって推理してみたいという願(yuàn)いをかなえることができる。その他、マーダーミステリーの登場(chǎng)で、もっと社交的な遊びをしたいと考えている人のニーズを満たすプラットホームともなっている。

上海普陀區(qū)にある「マーダーミステリー」専門(mén)店に足を運(yùn)ぶと、金曜日であるにもかかわらず、いろんなタイプの部屋の中で、たくさんの人がゲームを楽しんでいた。同店の責(zé)任者は、「商売は繁盛している。予約する人がとても多いため、新しい店舗を開(kāi)いたばかり」と話した。

上海のある「探偵推理館」の責(zé)任者も、「新しい店舗を拡張したばかり。1日に2ゲームずつとして、10部屋で1日20ゲームと元々フル回転だった。今、土日は1日40ゲームの予約がほぼいっぱい」と話した。

上海のある「マーダーミステリー」を展開(kāi)するインターネット企業(yè)の最高経営責(zé)任者（CEO）によると、「オンラインユーザーがもうすぐ3000萬(wàn)人に達(dá)する。友達(dá)や同級(jí)生と集まる時(shí)に、一緒にゲームをするのだろう。アクセスは増えるばかりで、サーバーを何度も追加している」と語(yǔ)る。

統(tǒng)計(jì)によると、2019年、中國(guó)の「マーダーミステリー」市場(chǎng)は急速に成長(zhǎng)し、その規(guī)模は2018年に比べて2倍になり、100億元を突破した。

上海、1ヶ月30店のペースで増える「マーダーミステリー」の店

「推理」、「頭フル回転」、「殺人事件」、「タイムスリップ」などの要素が売りのマーダーミステリーは若者の間で人気を博すゲームと社交の場(chǎng)になっている。北京や上海、広州、深センのほか、四線都市でも、マーダーミステリーの人気に火が著くようになっている。

上海のある「マーダーミステリーシナリオ館」の責(zé)任者は、「何度も使いまわすことができ、コストも高くないため、ハードルは低い20‐30萬(wàn)元あれば店を開(kāi)くことができ、半年から1年でコストを回収できる」と説明する。

統(tǒng)計(jì)によると、2019年1月の時(shí)點(diǎn)で2400店だった中國(guó)全土にあるオフライン體験型の「マーダーミステリー」のショップは同年12月には1萬(wàn)2000店にまで激増した。つまり1年間で1萬(wàn)店が新規(guī)オープンした計(jì)算になる。

その他、マーダーミステリーが人気になり、川上?川下産業(yè)にも益が及んでいる。シナリオはマーダーミステリーにとって一番重要な部分で、その良し悪しは店が繁盛するかに直接影響する?，F(xiàn)在、おもしろいシナリオなら、その版権が100萬(wàn)元以上でやり取りされているケースもある。（編集KN）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2020年12月31日