中國科學(xué)技術(shù)大學(xué)が9日に明らかにしたところによると、同大地球?宇宙科學(xué)學(xué)院の張捷教授の課題チームが地震の観測および人工知能（AI）を応用したリアルタイム地震震源メカニズム解（発震機(jī)構(gòu)解）の決定をめぐり、飛躍的な進(jìn)展を遂げた。地震が発生すると、AIによって1秒以內(nèi)に震源メカニズム解を正確に決定できるようになったという。中國新聞網(wǎng)が伝えた。

この研究成果はこのほど、學(xué)術(shù)誌「ネイチャーコミュニケーションズ」に掲載された。

1938年に地震研究者が初めて斷層面の機(jī)構(gòu)解の推定を開始し、発震機(jī)構(gòu)解はこれまでずっと地震研究における課題だった。現(xiàn)在、世界各地の地震観測臺ネットワークの地震速報には地震の発生時刻、マグニチュード、震源地、深さの情報があるだけで、発震機(jī)構(gòu)解は含まれておらず、地震が発生してから數(shù)分後、またはさらに後になってやっと発震機(jī)構(gòu)解が明らかにされる。

課題チームはAIを採用して発震機(jī)構(gòu)解の複雑な計算の問題を効果的に解決した。整った理論的地震ビッグデータを応用してAIのニュートラルネットワーク（神経回路網(wǎng)）をトレーニングし、システムの正確性と信頼性を改善した。どこかで地震が発生すると、実際の地震データがAIシステムに組み込まれ、1秒以內(nèi)に発震機(jī)構(gòu)解を體系的に正確に決定する。大量の実際のデータによるテストでこの方法の有効性が証明されており、同分野で重要なブレークスルーを達(dá)成した。

同成果は現(xiàn)在、実際の運(yùn)営における機(jī)能へと転換が進(jìn)められている。まもなく中國科學(xué)技術(shù)大學(xué)と中國地震局が共同開発したAI地震観測システム「智能地動」が、テスト運(yùn)営をスタートする予定だ。（編集KS）

「人民網(wǎng)日本語版」2021年3月11日