自然資源部（省）が26日に発表した「中國(guó)海水面公報(bào)」によると、2020年の中國(guó)沿海の海水面は例年より73ミリメートル高く、1980年以降で3番目の高さとなった?？萍既?qǐng)?bào)が伝えた。

中國(guó)沿海の海水面は全體的に、変動(dòng)しつつ上昇する流れを示している。1980-2020年の年平均上昇幅は3.4ミリメートルで、同時(shí)期の世界平均水準(zhǔn)を上回った。20年は例年より73ミリメートル高く、1980年以降で3番目の高さだった。過去10年（2011-20年）はいずれも過去40年で高い數(shù)値だった。

専門家は海水面の持続的な上昇に関する主因について、「主に溫暖化による海水の溫度の上昇?膨張、陸上の氷河と極地の氷床の融解といった要素によるものだ。世界の海水面の上昇には地域差がある。西太平洋は上昇幅の大きな地域であるが、中國(guó)沿海は同地域に含まれ、上昇幅が世界平均水準(zhǔn)を上回っている」と分析した。

同時(shí)に中國(guó)沿海の海水面は、局地的な地域水文気象學(xué)的要素の変化や地盤沈下などと密接に関連している。風(fēng)速や風(fēng)向きの異常な変化により海水が長(zhǎng)時(shí)間にわたり海岸に寄せることも、局地的な海水面の上昇の原因の一つだ。

中國(guó)では、天津市、上海市、広州市などの経済的に発達(dá)した沿岸部の都市は河口の沖積平野に位置し、地質(zhì)構(gòu)造が比較的柔らかい。地下水の過度な採(cǎi)取、大型建築物による圧密などの作用により地盤沈下が生じ、相対的に海水面の上昇幅が大きくなっている。（編集YF）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2021年4月28日