広東省社會科學(xué)院と社會科學(xué)文獻(xiàn)出版社は26日に広州市で、「粵港澳大灣區(qū)建設(shè)報(bào)告（2020-2021）」を発表した。それによると、新たな発展構(gòu)造の中、粵港澳大灣區(qū)（広州、仏山、肇慶、深セン、東莞、恵州、珠海、中山、江門の9市と香港、澳門＜マカオ＞両特別行政區(qū)によって構(gòu)成される都市圏）が持つ改革開放の優(yōu)位性と中國內(nèi)外につながる機(jī)能性が今後、さらに強(qiáng)化され顕在化することになるという。中國新聞網(wǎng)が伝えた。

同報(bào)告によれば、粵港澳大灣區(qū)には7千萬人が暮らし、20年の國內(nèi)総生産（GDP）は1兆7千億ドル（1ドルは約110.9円）、一人當(dāng)たりGDPは2萬ドルを超え、富裕層と中産階級が多く集まるスーパー市場だ。循環(huán)がうまくいかない部分の流れをスムーズにし、このエリアの中國內(nèi)陸部への波及効果?牽引効果を最大化することができれば、沿海部と內(nèi)陸部の一體化発展をさらに推進(jìn)し、より高水準(zhǔn)の動(dòng)的バランスを?qū)g現(xiàn)することになる。

同報(bào)告の指摘によると、粵港澳大灣區(qū)は香港と澳門（マカオ）両地區(qū)が持つ獨(dú)自の優(yōu)位性とこのエリア自身の強(qiáng)い経済規(guī)模によって、國が重點(diǎn)的に構(gòu)築している「雙循環(huán)（國內(nèi)と國際的な2つの循環(huán)）」戦略の連結(jié)點(diǎn)の1つになり、けん引効果の強(qiáng)い「門戸経済」の新たな優(yōu)位性を顕在化する?；浉郯拇鬄硡^(qū)の長株潭都市群、武漢都市圏、中原都市群、北京?天津?河北都市群との連結(jié)?協(xié)同、北へ延びて東北振興に至る國の地域戦略との協(xié)力は、國內(nèi)と國際的な2つの循環(huán)をさらにスムーズにする。

同報(bào)告の見方によれば、香港?マカオ両地區(qū)の優(yōu)位性は粵港澳大灣區(qū)獨(dú)自の優(yōu)位性だ。香港地區(qū)と英連邦諸國（地域）の間、マカオとポルトガル語諸國（地域）との間には広く緊密なつながりがあり、資本、貿(mào)易、文化、人的往來など各方面で國際市場と密接な結(jié)びつきがあり、外資流入の主要ルートであり、対外投資の重要な架け橋でもある。

同報(bào)告は、「粵港澳大灣區(qū)はソフト面とハード面での連結(jié)を加速し、世界レベルの都市群の枠組みを形成する必要がある」と指摘した。

広東省社會科學(xué)院香港?マカオ?臺灣地區(qū)研究センターの任志宏センター長は、「粵港澳大灣區(qū)のルールである相互承認(rèn)、共生、融合、連結(jié)を早急に実現(xiàn)しなければならない。これは目下の粵港澳大灣區(qū)建設(shè)の推進(jìn)における差し迫った新たな任務(wù)であり新たな要求だ」と指摘した。（編集KS）

「人民網(wǎng)日本語版」2021年9月28日