アジアインフラ投資銀行（AIIB）の金立群総裁兼取締役會長は26日に開幕したAIIB第6回理事會年次総會のオンライン記者會見で、「AIIBはこれから気候変動関連の融資に力を入れ、2030年をめどに當(dāng)機(jī)関の融資額が累計(jì)500億ドル（1ドルは約113.6円）に達(dá)する見込みだ」と述べた。中國新聞社が伝えた。

今回の理事會はアラブ首長國連邦（UAE）が主催し、新型コロナウイルス感染癥の影響により、2年続けてオンライン方式で行われることになる。

金氏によると、500億ドルの気候変動関連融資額はAIIBが2019年に初めて年度ごとの気候変動関連融資を行うと約束した時(shí)の4倍の水準(zhǔn)だ。またAIIBは同日、23年7月1日までに、AIIBの運(yùn)営と地球溫暖化対策の多國間の國際的協(xié)定である「パリ協(xié)定」が確立した目標(biāo)とを一致させると発表した。

今年の早い時(shí)期に、AIIBは目標(biāo)を定め、25年までに承認(rèn)した融資額のうち少なくとも50％を気候変動関連融資とすることを目指すとした。金氏は、「私たちは歴史において決定的な意義をもつタイミングにいるのであり、地球の気候変動を抑制し、私たちの弱さともろさを抱えた星を守ろうと思うなら、思い切った、迅速な、幅広い集団的行動を起こす必要がある」と述べた。

國連気候変動?xùn)樈M條約第25回締約國會議（COP25）は數(shù)日後に英國?グラスゴーで開幕する。金氏は、「低所得の加盟國の気候変動に対する適応力と回復(fù)力のための投資を強(qiáng)化し、新興の気候関連科學(xué)技術(shù)への投資を強(qiáng)化することが、當(dāng)機(jī)関の注目する重要分野になる」との見方を示した。（編集KS）

「人民網(wǎng)日本語版」2021年10月29日