中國では近年、天然林保護(hù)や開拓した農(nóng)地を林地に戻し、緑を復(fù)活させる「退耕還林」のほか、自然保護(hù)區(qū)や野生動物保護(hù)といった一連のプロジェクトが実施されているのを背景に、野生動物の生息地の生態(tài)環(huán)境が継続的に改善し、イノシシなどの野生動物の個體群も増加の一途をたどっている。

イノシシは繁殖力が強(qiáng)く、成育率や適応能力も高いのに対して、イノシシの天敵であるトラやヒョウ、クマといった野生動物の個體群數(shù)は少ないため、一部の地域ではイノシシの個體群數(shù)が激増している。例えば、初歩的な調(diào)査では、四川省通江県だけでも、2020年、イノシシの個體數(shù)が2萬頭に達(dá)した。

今年、中國國家林草局はすでに江西省など14省で、試行地を設(shè)置して、イノシシによる被害を防ぐ取り組みを?qū)g施しているほか、各地にイノシシによる被害の調(diào)査や評価を行い、捕獲による駆除を組織的に展開するよう指示している。陝西省林業(yè)局は7月、イノシシの禁猟期間を8ヶ月から2ヶ月に短縮するとの通達(dá)を発表した。四川省通江県も、今年末までに、イノシシ750頭を補(bǔ)殺する計畫だ。その他、安徽省金寨県は、地元の村民20人からなる捕獲チームを結(jié)成し、來年1月31日までに、最多200頭のイノシシを捕獲することを目標(biāo)にしている。（編集KN）

「人民網(wǎng)日本語版」2021年11月23日