ここ數(shù)年、フリーズドライ食品がブームとなっており、各大手ソーシャルメディアでも人々に人気のおやつとして注目され始めている。電子商取引プラットフォームの統(tǒng)計データによると、フリーズドライ食品の消費(fèi)は、過去3年で300％増加した。商品の種類も、果物やコーヒー、ヨーグルト、お粥などますますバラエティに富んできている。フリーズドライ技術(shù)の正式名稱は、「真空凍結(jié)乾燥技術(shù)」といい、マイナス10度からマイナス50度で急速に凍結(jié)させた食品を真空狀態(tài)で水分を蒸発させて乾燥させる技術(shù)のことだ。実は、フリーズドライ技術(shù)自體は特に目新しいものではなく、1960年代にはすでに、宇宙飛行士用の宇宙食の開発に応用されていた。人民網(wǎng)が伝えた。

前瞻産業(yè)研究院がこのほど発表した「中國フリーズドライ食品業(yè)界における市場ニーズと投資計畫をめぐる分析報告」によると、2019年、中國におけるフリーズドライ食品の市場規(guī)模は約18億元（1元は約17.9円）に達(dá)し、2021年には23億元に達(dá)するとしている。このため控えめに見積もっても、今後5年間、中國フリーズドライ食品市場は、15％の年平均成長率を維持すると予想され、市場規(guī)模は2025年までに42億元を上回るとみられている。

業(yè)界関係者は、「消費(fèi)習(xí)慣からみても、中國人は、新鮮な野菜やフルーツをそのまま食べることを好む傾向が強(qiáng)い。このため、フリーズドライ食品の応用と市場規(guī)模は、まだ當(dāng)面の間は、限りある発展にとどまるだろう」との見方を示している。（編集KM）

「人民網(wǎng)日本語版」2021年11月26日