館蔵品約7萬(wàn)點(diǎn)の成都自然博物館が22日、プレオープンした。博物館の敷地面積は約6萬(wàn)1000平方メートルで、うち展示ホールの面積は約1萬(wàn)7000平方メートルとなっている。新華社が報(bào)じた。

博物館の館蔵品はバラエティに富んでおり、地質(zhì)環(huán)境ホール、鉱物資源ホール、竜行川渝ホール、恐竜ホール、生命の起源ホール、多種多様な生命ホールなど、6つの常設(shè)展示ホールを設(shè)置。その展示物の數(shù)は約1萬(wàn)點(diǎn)となっている。

完成した成都自然博物館（成都理工大學(xué)博物館/寫(xiě)真提供?取材対応者）。

2階の「竜行川渝ホール」には、スゼチュアノサウルスやマメンチサウルスなど、様々な大きさの恐竜の骨格が展示されており、數(shù)億年前の「ジュラシックワールド」にタイムスリップしたような気分に浸ることができる。

同ホールの真ん中で存在感を示しているのは、骨格の長(zhǎng)さが24メートルもあるマメンチサウルスの化石で、「博物館の寶」と見(jiàn)なされている、アジアの全身骨格の恐竜化石の中で最大の化石だ。

マメンチサウルス（寫(xiě)真提供?取材対応者）。

この恐竜の化石は、1957年に石油地質(zhì)調(diào)査隊(duì)員が、現(xiàn)在の重慶市合川區(qū)太和鎮(zhèn)付近で発見(jiàn)した。化石は出土して以降、何度か場(chǎng)所を移し、1961年からは成都地質(zhì)學(xué)院（現(xiàn)在の成都理工大學(xué)）が保管するようになった。

成都理工大學(xué)の歐陽(yáng)輝教授は、「このマメンチサウルスの化石は全身の骨格の完全度は80％以上だ。中國(guó)ではマメンチサウルスより大きい竜腳類(lèi)の恐竜も発見(jiàn)されてきたが、マメンチサウルスほど完全ではない。そのため、マメンチサウルスの標(biāo)本は貴重で、非常に価値がある」と説明している。（編集KN）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2022年11月24日