中國(guó)地質(zhì)大學(xué)（武漢）地球科學(xué)學(xué)院の肖龍教授が率いる國(guó)際研究チームがこのほど、火星探査車「祝融號(hào)」に搭載されたマルチスペクトルカメラ（MSCam）が取得した科學(xué)データを総合的に分析し、火星表面から初めて海洋堆積巖の巖石學(xué)的証拠を発見した。これにより、火星北部にかつて海があったことが証明された。中央テレビニュースが伝えた。

祝融號(hào)の走行ルートと探査エリアの地形

2021年、中國(guó)の「天問1號(hào)」火星任務(wù)で搭載された祝融號(hào)は、火星北部平原東部のユートピア平原の南部周辺に著陸した。祝融號(hào)は著陸後、南の潛在的な海岸線エリアに移動(dòng)し、その途中で露出した北方荒原組地層の観測(cè)を行った。祝融號(hào)の走行距離は約1921メートルで、異なるイメージング?分析システムを使用し、露頭と地表の巖石に対して詳細(xì)な原位置探査を行った。うち測(cè)位と地形カメラは106點(diǎn)のパノラマ畫像を撮影。祝融號(hào)の走行ルート付近の多くの巖石の表面的な形態(tài)と構(gòu)造的な特徴を詳細(xì)に記録している。

祝融號(hào)が観測(cè)した巖石と堆積層のスケッチ図。巖石番號(hào)はSol50-08。

肖氏は、「火星探査車のカメラから伝送された畫像をチェックしたところ、むき出しになっている巖石発育の層構(gòu)造が火星表面でよく見られる火山巖と大きく異なり、また風(fēng)沙の堆積により形成された層構(gòu)造とも異なることを発見した。これらの層の知識(shí)が示した雙方向の水流の特徴は、地球の浜辺?淺海環(huán)境における低エネルギーの潮汐流と一致している」と説明した。（編集YF）

「人民網(wǎng)日本語版」2023年5月19日