（畫(huà)像著作権はCFP視覚中國(guó)所有のため転載禁止）

12月1日午後9時(shí)頃、安徽省広徳市のミルクティ店の前には長(zhǎng)い行列ができている。並んでいる観光客の高佳佳さんは、「（浙江省）杭州市から2時(shí)間あまり車を運(yùn)転して、ただこの味を求めて來(lái)た。本場(chǎng)の広徳の煮込み鍋は食べたことがあるので、今回の目的はこのミルクティと桃酥（焼き菓子）を食べて広徳グルメを一通り體験すること」と話した。

（畫(huà)像著作権はCFP視覚中國(guó)所有のため転載禁止）

ここ數(shù)日、広徳のグルメ3點(diǎn)セット（煮込み鍋、ミルクティ、桃酥）がネットで大きな話題になり、上海市、江蘇省、浙江省からたくさんの人が広徳を訪れ、省をまたいだ消費(fèi)ブームが起きている。

（畫(huà)像著作権はCFP視覚中國(guó)所有のため転載禁止）

広徳市は江蘇?浙江?安徽3省の境界に位置し、地理的にちょうど真ん中の位置にあることから、長(zhǎng)江デルタ地域の心臓部と稱されている。仕事帰りにそのまま車を走らせて広徳にやって來(lái)た前出の高さんによると、煮込み鍋よりももっとホットなのは、現(xiàn)地の人々の溫かなもてなし。よそから來(lái)た車は無(wú)料で駐車できるし、現(xiàn)地の人は自発的に駐車スペースを譲ってくれるし、ボランティアは用途別の観光ルートガイドを配ってくれるという。

安徽大學(xué)商學(xué)院の劉法建教授は、「これは観光消費(fèi)が成熟に向かっていることの明らかな兆候だ。今や、観光客が追い求めるのは情緒的価値を含む総合的価値だ。観光人気を長(zhǎng)く保つには、現(xiàn)地の文化を誠(chéng)実に掘り起こし、観光客の體験が一過(guò)性のものから沒(méi)入型の持続的なものへと転換するよう後押しするとともに、テクノロジーサービスなどを利用して深い交流を創(chuàng)出し、さらには観光客と共に長(zhǎng)期的な感情的つながりを構(gòu)築できるかがカギだ」と述べた。

（畫(huà)像著作権はCFP視覚中國(guó)所有のため転載禁止）

これまでにも、哈爾浜（ハルビン）が氷雪資源によって人気になり、泉州は花の髪飾りで話題になり、淄博（しはく）はバーベキューでブレイクし、景徳鎮(zhèn)は「フライドチキンを売るお兄さん」で人気を集めた。そして今、広徳はグルメ3點(diǎn)セットでブームになっている。現(xiàn)地の人々の日常生活の中で最も生き生きとした、最も生活感あふれる部分が、まさに人気を博す「ヒット商品」になったのだ。SNSの後押しを受けて、どんなに小さな県城（県の行政中心地）にも、有名になるチャンスが平等に與えられるようになった。

美しい景色自體はもはや希少ではなく、獨(dú)自の感情的共鳴を生み出すことができる場(chǎng)所こそが、真の意味での希少資源と言えるのだ。（編集KS）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2025年12月9日