人の握りこぶし程もある巨大なかたつむりが、福建省福州市の街頭に突然現(xiàn)れた。同市に住む曹さん（女性）は2日、銅盤路の近くで、この巨大かたつむりに遭遇した。海峽都市報(bào)が伝えた。

福州市有害生物予防駆除協(xié)會(huì)の専門家が鑑定したところ、このかたつむりは、アフリカマイマイという種類で、中國(guó)で認(rèn)定された第一弾有害生物リストに入っている。1980年代の福建省では、養(yǎng)殖する業(yè)者が多かった。だが、養(yǎng)殖が禁止されると、養(yǎng)殖業(yè)者がそれらを野外に遺棄した。このアフリカマイマイは、並々ならぬ破壊力を備えており、500種類以上の作物に危害を及ぼし得る。さらには、セメントまで食べるパワーを持っている。また、結(jié)核や好酸球性髄膜脳炎の中間宿主とも成り得るため、人が手で觸ることはもちろん、食べることも危険であり、中國(guó)では養(yǎng)殖が禁止された。

〇セメントまで食べる並々ならぬ破壊力

専門家は、アフリカマイマイについて、次の通り紹介した。

アフリカマイマイの原産地はアフリカで、大きいものでは體長(zhǎng)20センチに達(dá)する。農(nóng)作物、林木、果樹、野菜、花などの植物を食べ、飢えると紙や仲間の死體を食べる。さらには、セメントを食べて消化する力があり、500種を超える作物に危害を及ぼす恐れがある。福建では、毎年4月から11月にかけて活動(dòng)する。

アフリカマイマイは、人や家畜の寄生蟲?病原菌の中間宿主に成り得る。特に、結(jié)核や好酸球性髄膜脳炎の感染が拡大する原因となる場(chǎng)合が多い。また、アフリカマイマイが這って進(jìn)んだ野菜や果物には、病原體が殘留している可能性が高く、それらを食べた人の體內(nèi)に病原體が侵入する。

アフリカマイマイの繁殖スピードは非常に速い。だが、天敵がおり、農(nóng)薬で退治することもできるため、これまでに大繁殖が起こったことはない。（編集KM）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2014年7月3日