河野談話検証が示す安倍政権の歪んだ歴史観

人民網(wǎng)日本語版　2014年06月26日14:55

　安倍晉三氏は首相に返り咲いて以來、歴史問題で何はばかることなく放言し、植民地支配および軍國主義による侵略の罪をしきりに否認(rèn)している。その誤った歴史観に対しては周辺國が憤りを表明しているだけでなく、國際社會もあまねく問題視している。（文：呂耀東?中國社會科學(xué)院日本研究所外交室長、王恵波?中國社會科學(xué)院大學(xué)院博士課程學(xué)生）

　日本政府が20日、國會に提出した1993年の河野談話の作成過程に関する検証報告書は「當(dāng)時、韓國の慰安婦の証言について裏付け調(diào)査は行われなかった」とした。これは軍國主義の罪を否認(rèn)する意味合いが強い。河野談話は1993年に河野洋平官房長官（當(dāng)時）が発表した談話で、第2次大戦時に政府と日本軍が慰安婦問題に関與し、かつ強制性を帯びていたことを認(rèn)めたものだ。ニューヨーク?タイムズは23日付社説で、歴史を否認(rèn)する安倍首相の行為を批判?！赴脖妒紫啶瑮试^報告の公表を指示したのは、日本の戦爭犯罪の被害者に対して不公正な行為だ。安倍首相が日本と世界に向けて、歴史を否認(rèn)する者は間違っていることをはっきりと示すべき時だ」と指摘した。

　だが、右翼保守政治家の家に生れた安倍氏は祖父である第2次大戦の「A級戦犯」、岸信介の誤った歴史観から深い影響を受けている。安倍氏は著書で、東京裁判の法理上の根拠に疑問を呈し、いわゆる「『A級戦犯』には誤解がある」「戦犯は國內(nèi)法上犯罪者ではないからだ」との認(rèn)識を示し、「あの戦爭に罪人はいない」と述べた。これは岸信介の「A級戦犯」の罪に対する安倍氏の詭弁が、すでに東京裁判の正義性に対する重大な挑戦、第2次大戦後の國際秩序に対する公然たる挑発にまで発展したことを物語っている。第1次安倍內(nèi)閣時の2007年3月、安倍氏は「慰安婦の募集に関して、狹義の強制性はなかった」と述べた?，F(xiàn)在安倍氏が河野談話作成過程の検証に力を入れているのは、その誤った歴史観および価値判斷の具體的表れであり、日本で「歴史修正主義」思潮が氾濫しているゆえの歴史的必然でもあるといえる。

　河野談話の継承を決定しておきながら、なぜ安倍氏はこれを検証するのか？韓國紙?中央日報は23日付記事で、今回の検証チームの中心メンバーの1人が安倍氏の「歴史教師」であるため、「検証」の前からすでに結(jié)論ありきだったと報じた。日本の歴史學(xué)者、秦郁彥氏は河野談話検証に參加した「民間委員」5人の1人だ。彼は慰安婦強制連行を否定する日本の右翼學(xué)者の代表で、その著書『慰安婦と戦場の性』は安倍氏ら河野談話否定論者の『救世のバイブル』と呼ばれている。これは自ずと安倍氏らの「歴史教師」となった。安倍政権が秦氏のような慰安婦問題否定論者の學(xué)者の河野談話検証委員會入りを強く推し進(jìn)めたことは、まず結(jié)論ありきで検証作業(yè)を行った「疑い」があることを意味する。このため、韓國など國際世論は検証委員會自體に問題があると疑問を呈している。

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最新コメント

山口修 2014-06-2760.56.113.*: 慰安婦問題を全體の中でとらえることも重要だと思う。日本兵士の中國での性犯罪を防止し占領(lǐng)を安定させるために、慰安所が設(shè)けられたのだ。中國での戦爭犯罪が主たる問題であり、朝鮮人の動員は、付隨して発生した問題である。慰安婦の動員による、戦地女性の被害の軽減があったかもしれない。日本が不正な戦爭を始めたこと、各地で人々を虐殺したことを、まず、認(rèn)識しないと、一般的な、兵士と性の問題や、売春、女性の保護(hù)の問題に、論點が拡散してしまう。ところで、性的慰安のために、戦地に朝鮮少女を送り込もうと企畫した段階で、日本國は有罪であり、証拠が少ないのは當(dāng)時も違法性を認(rèn)識していたからだ。日本政府は、特別の立法によって、當(dāng)時の、慰安婦動員の責(zé)任者、関連者を監(jiān)禁して取調(diào)べ、真相を解明すべきだった。真相解明、責(zé)任者の特定、政府の反省表明が必要だった。動員企畫者は、下級の犯罪者はあろうが、法律上の責(zé)任者だ。上級というのは戦爭指導(dǎo)者だ。ところで、誰の企畫立案で、慰安婦動員がなされたかを、當(dāng)時の軍幹部が知らないはずがない。政治的意志があれば真相解明は可能だったのだ。舊軍の抵抗で、このような理想的解決は不可能だった。そして、この問題の解決を意図して「平和のためのアジア女性基金」が設(shè)立された。この、偽善的名稱は嫌悪を催させるが、解決の一つの方向だった。過去の日本による被害者だけでなく、現(xiàn)在の世界の戦爭被害者に、援助を與えるという企畫だ。過去を鑑とし、善行を行う、ならよい。ただし、それが成立するには、日本政府の、一定の、悔い改め、が必要だ。日本政府は、戦後の、謹(jǐn)直な態(tài)度から、だんだん増長し、悔い改めを、否定し始めた。その態(tài)度は、近年ますます、ひどい?！复壬皮虺Δ胜椤⒔黏鲜埭比·欷胜ぁ工趣畏磸辘蛏螭?。事実、責(zé)任を回避するため慈善を唱うだけの、インチキ基金だったようだ。なにをかいわんや
宮田聡美 2014-06-26211.140.192.*: 今回のワールドカップで日本チームが予選負(fù)けしたのは、個人的には殘念だけれども、日本全體としてはよかった面もあります。軍國主義者が調(diào)子にますます調(diào)子にそったでしょうから。ネチネチ言葉をいじくって、都合の悪い事実から逃れようとする、意地汚さと往生際の悪い安倍政権とその支持者は、日本代表チームの勇気と潔さを見習(xí)ってほしいものです。ま、到底無理ですが。