中國(guó)と日本の経済発展には多くの類似點(diǎn)がある。日本は第2次大戦後に急成長(zhǎng)し、世界第2の経済國(guó)にまで上り詰めた。中國(guó)は21世紀(jì)に急成長(zhǎng)し、日本に代わって世界第2の経済國(guó)となった。金融の世界では一時(shí)、日本の「ミセスワタナベ」現(xiàn)象が話題となったが、最近は中國(guó)の「大媽」（ダーマー、「おばさん」の意）が話題となっている?！赋旖饒?bào)」が伝えた。（文：水皮?著名経済評(píng)論家）

　片方が「ミセス」、もう片方が「大媽」で、あまりにも似ていることに気づくだろう?！弗撺互攻铳骏圣佟工稀⑷毡兢卧８￥始彝イ沃鲖Dが財(cái)テクをしているというイメージで喧伝された。だが流行は移り気で、「ミセスワタナベ」はもう過去の言葉。最近は「大媽」がたびたび話題にのぼる。その金市場(chǎng)での動(dòng)きが注目されているが、結(jié)果はあまり芳しくない?！复髬尅工?、下がる時(shí)にばかり買いたがる。

　株式市場(chǎng)にはまだあまり姿を見せない「大媽」だが、上海総合指數(shù)のこれからの動(dòng)きによっては一挙に市場(chǎng)に入ってくるかもしれない。2500ポイントを超えてからというのが私の見立てだが、その理由は簡(jiǎn)単だ。2500ポイントまでは資金の駆け引きの場(chǎng)となるが、それを超えれば資金の流れは大量となる。ここ數(shù)年の指數(shù)は高くても2440ポイントにしか行っていない。

　2500ポイントという數(shù)字は過去を振り返るとおもしろい。05年に市場(chǎng)が活発になった時(shí)、私は06年末での2500ポイント超えを予想した、結(jié)果的には05年末までに2650ポイントに到達(dá)してしまった。だが今の2500ポイントは當(dāng)時(shí)のそれとは違う。當(dāng)時(shí)の市場(chǎng)には非流通株も含まれ、指數(shù)が6124ポイントに達(dá)しても流通市場(chǎng)の時(shí)価額は7兆元（１元は約16.9円）から8兆元にすぎなかった。だが現(xiàn)在は2000ポイントでも流通時(shí)価は21兆元近くに達(dá)する。2500ポイントを今実現(xiàn)するには、前の3倍のエネルギーが必要になるだろう。

　これは悲観ではなく、客観である。現(xiàn)在の証券市場(chǎng)の市況は「ニューノーマル」であり、政治や自信、評(píng)価額見直しに左右された市況でもある。つまりは中國(guó)経済の調(diào)整周期における市況である。価値評(píng)価の見直しや開放政策の市況である。投資家はQFII（適格外國(guó)機(jī)関投資家）が一部、RQFIIがもう一部、まもなくスタートする「滬港通」（上海と香港との相互株式取引）も一部。預(yù)金移動(dòng)の投資はその後に來る。この動(dòng)きを見るには、銀行預(yù)金高の変化が參考となるが、これが急激に減少していたら「大媽」ら個(gè)人投資家が入って來て株価上昇の周期が満ちたということだ。

　ただ指摘すべきなのは、中國(guó)の「大媽」も日本の「ミセスワタナベ」も投資の世界のちょっとした現(xiàn)象にすぎないということだ。専門性を欠いた財(cái)テク現(xiàn)象、大衆(zhòng)の財(cái)テク現(xiàn)象であり、経済発展過程の副次的な現(xiàn)象にすぎない。指標(biāo)としての意義はあるが、あまりこれに期待するとむしろ逆指標(biāo)にもなり得るから要注意だ。（編集MA）

　「人民網(wǎng)日本語版」2014年8月31日