靖國(guó)神社の秋季例大祭が17日に始まり、イタリア訪問中の安倍晉三首相は內(nèi)閣総理大臣の名前で再び供え物を奉納した。中韓と國(guó)內(nèi)保守派の雙方に配慮したものだが、「亡霊參拝」という切り札を放棄したことにはならないと分析される。中國(guó)新聞網(wǎng)が伝えた。

■過去の參拝で安倍氏が提訴される

　報(bào)道によると、安倍氏が今回參拝を見送ったのは、參拝に反対する中韓両國(guó)と賛成する國(guó)內(nèi)保守派の雙方に配慮して、第2次安倍政権発足後の春季例大祭、秋季例大祭と同様の手法を取ったものと解釈される。また、東アジアの安定を望む米國(guó)の意向を考慮したものでもあるようだ。

　2012年12月の第2次安倍政権発足以降、安倍氏本人による春季例大祭と秋季例大祭での「真榊」奉納、閣僚複數(shù)の參拝、超黨派議員連盟による集団參拝という「3點(diǎn)セット」が、ほぼ固定的パターンとなっている。安倍氏は現(xiàn)時(shí)點(diǎn)では、參拝しないような口ぶりだが、參拝というカードを放棄したわけではないとの認(rèn)識(shí)でメディアは一致している。

　実際には、「亡霊參拝」という安倍氏の意図は繰り返しはっきりと示されている。今回故意に取り繕っても、本當(dāng)の意向を覆い隠すことはできない。安倍氏はかつて、第1次安倍政権時(shí)に靖國(guó)神社を參拝しなかったことを「痛恨の極み」とし、第2次安倍政権発足後1年となる2013年12月26日に參拝を行った。在任中の首相による靖國(guó)參拝は2006年の小泉純一郎氏以來7年ぶりだった。當(dāng)時(shí)中韓両國(guó)は強(qiáng)い反対を表明し、米國(guó)も失望を表明した。

　今後も參拝するかどうかについて、安倍氏は故意に曖昧な表現(xiàn)をしており、口先では「參拝そのものが外交、政治問題化していることは殘念だ。この點(diǎn)から、今後參拝するか否か言うつもりはない」と言明したものの、言動(dòng)を見ると靖國(guó)神社を「神聖な場(chǎng)所」としてあがめている。

　安倍氏は靖國(guó)神社に代わる國(guó)立追悼施設(shè)の建設(shè)を検討することへの反対を繰り返し表明しており、第2次大戦のA級(jí)戦犯を分祀することについても意見を表明したことがない。安倍氏は「たとえ他の追悼施設(shè)を建設(shè)しても、遺族は參拝に行かない」と、靖國(guó)參拝の意義を公然と強(qiáng)調(diào)。「一國(guó)の指導(dǎo)者として死者のために手を合わせて祈る心を持ち続ける」とも言明した。

　安倍氏の「亡霊參拝」行為は日本國(guó)內(nèi)でも民衆(zhòng)の支持を得ていない。今年9月、安倍氏の昨年12月の靖國(guó)參拝で日本國(guó)憲法の保障する平和的生存権を侵害されたとして、日本の市民222人が安倍氏、國(guó)、靖國(guó)神社を相手取り、參拝差し止めを求める訴えを大阪地裁に起こした。大阪地裁では同様の提訴は今年4月以來2回目だ?，F(xiàn)在までに原告は768人にまで増えている。（編集NA）

　「人民網(wǎng)日本語版」2014年10月17日