文昌衛(wèi)星発射センターがほぼ竣工、大型ロケットも打ち上げ可能

人民網(wǎng)日本語(yǔ)版　2014年10月17日13:11

海南省の文昌衛(wèi)星発射センターがほぼ竣工し、稼働の條件を満たした。同センターは中國(guó)初の海に面した発射場(chǎng)で、世界でも數(shù)少ない低緯度発射場(chǎng)の一つだ。同センターの竣工後、中國(guó)は自國(guó)の宇宙ステーション、有人月探査機(jī)、火星探査機(jī)の打ち上げを行うことが可能となる。人民日?qǐng)?bào)海外版が伝えた。

中國(guó)國(guó)務(wù)院、中央軍事委員會(huì)の認(rèn)可を経て、中國(guó)は2009年9月に同発射場(chǎng)の建設(shè)を開始した。5年間の建設(shè)を経て、この壯大なプロジェクトはほぼ竣工し、正式な稼働開始を目前に控えている。

中國(guó)で4カ所目の衛(wèi)星発射センター、中國(guó)最大にして発射條件が最良の衛(wèi)星発射場(chǎng)である同センターは、將來(lái)的に開発中の大型ロケット「長(zhǎng)征5號(hào)」や、その他の開発中のロケットの打ち上げを?qū)g施する。同センターは主に、靜止衛(wèi)星、極軌道衛(wèi)星、大型宇宙ステーション、深宇宙探査衛(wèi)星などの打ち上げ任務(wù)を遂行する。

中國(guó)工程院院士、有人宇宙船「神舟」のチーフデザイナーの戚発軔氏は、「中國(guó)の次世代大型ロケットの長(zhǎng)征5號(hào)は、2015年に海南文昌衛(wèi)星発射センターから初めて打ち上げられる」と述べた。同センターは未來(lái)の有人月探査プロジェクトでも、重要な力を発揮する。中國(guó)工程院院士の龍楽豪氏は海南省現(xiàn)地メディアの取材に応じた際に、「中國(guó)は2025年頃に有人月上陸を?qū)g現(xiàn)できる。中國(guó)人の月上陸は、文昌を出発地とする」と語(yǔ)った。嫦娥3號(hào)探査機(jī)システム首席科學(xué)者の葉培建氏も、「中國(guó)の月探査第3期プロジェクトの月探査機(jī)である嫦娥5號(hào)は、2017年頃に海南文昌衛(wèi)星発射センターから打ち上げられる。同探査機(jī)は月探査プロジェクトの3段階『周回?著陸?帰還』のうちの3段階目で、無(wú)人サンプル?yún)Ъ幛螏⑦€を?qū)g現(xiàn)する」と話していた。

同センターの建設(shè)により、中國(guó)の火星探査の條件が整うこととなる。専門家によると、嫦娥1號(hào)と嫦娥2號(hào)の任務(wù)が順調(diào)に完了し、中國(guó)はすでに火星探査の能力をつけている。未來(lái)の火星探査機(jī)も、同センターから打ち上げられる。（編集YF）