中國共産黨の軍に対する指導権も、中華人民共和國憲法に由來する。憲法前文は「中國の各族國民は引き続き中國共産黨の指導の下」各事業(yè)を行うと明記し、「中國共産黨の指導する多黨協(xié)力及び政治協(xié)商制度は長期にわたり存在し、発展する」と強調(diào)。第1條は「社會主義制度は中華人民共和國の根本的制度である。いかなる組織又は個人も社會主義制度を破壊することは禁止する」と強調(diào)。第2條は「中央と地方の國家機関の職権區(qū)分は、中央の統(tǒng)一的指導に従う」と明記している。こうした記述を総合して得られる結(jié)論は、「軍は黨による指導を堅持する」との論理の起點は軍將兵の意志ではなく、國家と國民の意志であり、根本的に言って中國の政治制度と政治體制によって決定され、人民代表大會の可決した憲法によって付與されたものだ。
今の中國に、改革開放以來30年余りの時間、あるいは新中國成立以來65年の時間で、経済的崩壊の瀬戸際にあった中國を世界第2の経済大國へと押し上げ、中華民族を「世界の中心に最も近づけた」中國共産黨を超える政治勢力はない。今の中國に、中國共産黨よりも強力な指導能力を持ち、中華民族の偉大な復興という希望を短期間で國民に抱かせることのできる政治集団はないし、代表人物もいない。
従って、中國の未來のためを考えれば、「軍の非黨化、非政治化、國軍化」を蒸し返す必要はない。(編集NA)
「人民網(wǎng)日本語版」2014年11月4日
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