第3に、中國(guó)が領(lǐng)土主権と海洋権益を守るのは、自らの理にかなった合法的な核心的利益を守っているのであり、わざと米國(guó)を困らせているのでは決してない。中國(guó)は平和的発展の道を堅(jiān)持すると同時(shí)に、自らの正當(dāng)な権益は決して放棄しない。両者は矛盾せず、ましてや二者択一ではない。中國(guó)の國(guó)防政策の核心は積極的防御戦略であり、態(tài)勢(shì)において積極的であり、本質(zhì)において防御的だ。米國(guó)は善悪の見境もなく、アジアにおける海上紛爭(zhēng)の責(zé)任を中國(guó)の「強(qiáng)勢(shì)」と「拡張」になすりつけ、中國(guó)の関わる問題において同盟國(guó)の肩を持ち、加勢(shì)できるか否かに自らの信望の基礎(chǔ)を置き、どちらか一方の側(cè)につくのではないが、実際にはそれ以上のことをする狀況を形成している。中國(guó)の関わる海上紛爭(zhēng)への米國(guó)の利己的な干渉に中國(guó)が反対するのは、紛爭(zhēng)の平和的解決に向けた環(huán)境を整えるためだ。

　中國(guó)がアジア太平洋地域で米國(guó)による建設(shè)的役割の発揮を歓迎するのは、現(xiàn)実主義の積極的姿勢(shì)だ。中米はとうに相互包含的局面を形成している。米國(guó)は中國(guó)によってアジアから「追い出され」ないかと疑うよりも、自らのアジア太平洋政策、対中政策をもっと振り返り考え直す方がいい。過度に中國(guó)を潛在的対戦相手と見なせば、同盟國(guó)との関係強(qiáng)化によって中國(guó)を牽制するつもりが、進(jìn)退窮まる困った狀況に陥ることになるだろう。地域統(tǒng)合過程で中國(guó)を排斥し、中國(guó)の主體的外交行為を抑圧するつもりが、正反対の結(jié)果を招く可能性がある。（編集NA）

　「人民網(wǎng)日本語版」2014年12月23日