中國(guó)はさまざまな産業(yè)で現(xiàn)地企業(yè)が力強(qiáng)く発展しており、世界で最も熾烈な競(jìng)爭(zhēng)が展開(kāi)される市場(chǎng)になっている。このことが多國(guó)籍企業(yè)の中國(guó)発展戦略に大きな影響を與えている。日本の東芝は中國(guó)市場(chǎng)に最も早く進(jìn)出した多國(guó)籍企業(yè)の一つで、現(xiàn)在はB2C（企業(yè)対一般消費(fèi)者の取引）のビジネススタイルから、B2B（企業(yè)対企業(yè)の取引）のスタイルへと急ピッチでモデル転換を進(jìn)めている?！感氯A網(wǎng)」が伝えた。

新たに東芝中國(guó)法人の総代表に就任した豊原正恭氏は、「これまで東芝のテレビ、洗濯機(jī)、ノートパソコンといったB2C製品は中國(guó)市場(chǎng)で高い競(jìng)爭(zhēng)力をもっていたが、今では多くの中國(guó)メーカーに絶えず追いかけられている。そこで東芝の技術(shù)的強(qiáng)みをより多く備えた製品に力を入れ、中國(guó)でB2B関連事業(yè)を継続的に深化させたい考えだ」と話す。

東芝は1972年に中國(guó)市場(chǎng)に進(jìn)出し、2014年現(xiàn)在、中國(guó)に87の子會(huì)社をもち、従業(yè)員數(shù)は3萬(wàn)5千人に上る。かつては中國(guó)の家電市場(chǎng)やデジタル製品市場(chǎng)でトップの地位を獲得したが、他の多國(guó)籍企業(yè)と同じように近年は益々激化する競(jìng)爭(zhēng)に直面している。たとえばノートパソコンのシェアはかつて7年連続で世界一を誇ったものの、今では中國(guó)の聯(lián)想（レノボ）が世界一のパソコンメーカーとなっている。

多國(guó)籍企業(yè)にとって、激しい競(jìng)爭(zhēng)には巨大な商機(jī)を意味してもいる。豊原氏は、「中國(guó)は新興市場(chǎng)國(guó)のリーダー役で、中國(guó)で成功できれば、他の新興市場(chǎng)國(guó)で成功できる可能性も高くなる。東芝はB2B分野で大きな強(qiáng)みがあり、今後はこうした強(qiáng)みを全面的に発揮したい」と話す。

現(xiàn)在、東芝のグローバル市場(chǎng)でB2B事業(yè)が占める割合は50％を超える。近年はエレベーター、インテリジェントビル、原子力などの分野への投資を拡大し、コンピューター斷層撮影（CT）製品の市場(chǎng)シェアは世界トップ3に入る。また世界唯一の醫(yī)療用裸眼3Dディスプレーや世界最速のビル用エレベーターを擁し、日本?橫浜市でうち出したスマートシティプロジェクトでは、住民の電力消費(fèi)量を約20％以上カットすることに成功。このほか最近は醫(yī)療?健康事業(yè)にも力を入れるようになり、新たな基幹産業(yè)を育成しつつある。豊原氏は、「B2C市場(chǎng)を放棄したわけではなく、B2Cの技術(shù)とB2Bの技術(shù)を融合させて、一層の市場(chǎng)拡大をはかりたい」と話す。

とはいえ、B2B分野で顧客のブランド認(rèn)知度を高めるにはどうしたらよいかが、中國(guó)市場(chǎng)で東芝が直面する課題だ。豊原氏は、「（B2B分野では）B2C市場(chǎng)とは異なる戦略を採(cǎi)る。たとえばインテリジェントビルについては、専門(mén)家を招いてビル技術(shù)交流會(huì)に參加してもらい、市場(chǎng)ニーズに対応するためのプランを共同で作成する。全體としていえることは、B2B市場(chǎng)で中國(guó)現(xiàn)地のニーズに合った製品や技術(shù)を絶えずうち出し、この新しい市場(chǎng)で影響力を確保する必要があるということだ」と話す。（編集KS）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2014年12月2日