これについてLVMHモエ?ヘネシー?ルイ?ヴィトングループ中國法人に問い合わせたところ、メディア部門責任者から、「ルイ?ヴィトンはこれまでずっとうわさの類には回答してきませんでした」との回答があった。だがヴィトンの顧客サービス擔當のモニカさんは、「ヴィトンのバッグはどれも、材質(zhì)、技術、デザインに価値があり、これまで個別の製品のコストや利益率などの情報を明らかにしたことはない。顧客がぜいたく品を購入する理由は、製品、品質(zhì)、技術、ブランドの歴史などにあり、こうした要素は一般的な數(shù)十元ほどのバッグと同列に論じられるものではない。ヴィトンは中國に代理加工工場を設立しておらず、製品はすべて海外で製造されている。皮革製品は主にフランス、イタリア、スペインなどで製造されている」と話す。

▽理性的消費が価格の回帰を呼びかけ

価格に疑問符が打たれたぜいたく品はグッチとヴィトンだけではない。今年5月には、1萬元を超えるアルマーニのスーツやジャケットについて、材料がファッションの都イタリア製でなく、中國?山東省の企業(yè)が作ったもので、コストはわずか數(shù)百元だと報道された。この企業(yè)は同じく世界トップブランドのヒューゴ?ボスやエルメネジルドゼニアにも材料を提供しているという。

ぜいたく品に詳しいフォーチュン品質(zhì)研究院の周婷院長は、「これまでぜいたく品は相対的に閉鎖された市場の中にあり、消費者はブランドの製造原料やブランドの位置づけなどを知ることができず、価格やブランドイメージなどから品質(zhì)を判斷するしかなかった?！焊邅胜猡韦悉瑜い猡巍护趣いΔ激い郡伐芝楗螗嗓谓U営モデルはこれまではずっと成功を収めてきたが、今やインターネットや情報化の発展によって、閉ざされていた情報が白日の下にさらされるようになり、消費者やメディアから疑問が寄せられるようになった」と分析する。

また周院長は、「グッチのコストがわずか24ユーロという言い方は正確ではない。これは生産のさまざまな段階の中の一部分だけのことであり、ほかの多くの段階のコストを計算に入れていないからだ。これらの製造コストが販売価格に占める割合は小さな數(shù)字になることは間違いない。一連のぜいたく品は営業(yè)販売のコストが50～60％にもなる」と話す。

ぜいたく品の利益率は今、全體として低下傾向にあることは否めない。分析によると、國內(nèi)市場であれ國際市場であれ、ぜいたく品のコストに対して疑いのまなざしを向ける人はますます増えており、これは一つの側面から消費者の理性的な態(tài)度を反映するものといえる。周院長は、「將來的に、ぜいたく品は理性的な本質(zhì)に回帰し、グローバル価格システムをバランスの取れたものにするべきだ。その次にやるべきことは製品とサービスをしっかりしたものにすることで、広告やイベントでブランド市場を盛り上げるべきではない」と話す。（編集KS）

「人民網(wǎng)日本語版」2014年12月25日