ここ2年の間に、習(xí)近平國(guó)家主席は中南米を2回訪問した。昨年はトリニダード?トバゴ、コスタリカ、メキシコを訪れ、今年はブラジル、アルゼンチン、ベネズエラ、キューバを訪れた。中國(guó)から最も遠(yuǎn)い中南米大陸では今、じわじわと中國(guó)ブームが巻き起こっている。人民網(wǎng)が伝えた。

數(shù)年前にブラジル國(guó)民の中國(guó)ブランドに対する認(rèn)知度を調(diào)査したときのことだ。情熱的なブラジルの人々は指折り數(shù)えて例を挙げ、「チャイナボックスの食事はおいしい、大好きだ」と答えた。このチャイナボックスという外食チェーンは中國(guó)ブランドなのかといえば、実は中國(guó)とは何の関係もない。當(dāng)時(shí)、メードインチャイナ製品は多かったが、ブラジルの人々は中國(guó)ブランドについてほとんど何も知らなかった。

だが今は違う。狀況は一変した。

ブラジルの街を歩き、周りに目をやると、中國(guó)ブランドの自動(dòng)車が川の流れのように切れ目なく走る光景に出會(huì)う。奇瑞、力帆、吉利、海馬、海竜などの車だ。ブラジルでは多くの人が中國(guó)ブランド車を選んで購(gòu)入しており、理由としては操作が簡(jiǎn)単なこと、コストパフォーマンスが高いこと、品質(zhì)が歐米ブランドに劣らないこと、アフターサービスがしっかりしていることを挙げる。今年8月には、奇瑞のブラジル第1工場(chǎng)がサンパウロ州ジャカレイー市で大規(guī)模な著工式を行った。ブラジルのミシェル?テメル副大統(tǒng)領(lǐng)、開発商工大臣、サンパウロ州知事が出席して祝辭を述べるとともに視察を行い、中國(guó)企業(yè)を重視するブラジルの姿勢(shì)を十分にうかがわせた。

リオデジャネイロのマラカナン競(jìng)技場(chǎng)やレシフェのペルナンブーコ競(jìng)技場(chǎng)では中國(guó)の英利集団の太陽(yáng)電池ユニットが使用され、照明のエネルギー源はすべて再生可能エネルギーで、100％天然でグリーンで汚染ゼロとなっている。

ワールドカップ決勝の観客を乗せてマラカナン競(jìng)技場(chǎng)に向かった電車は中國(guó)北車が製造したものだ。ブラジルでは清潔で快適な中國(guó)製車両に乗るため、電車を一本遅らせる人が多い。少し前にはアルゼンチンのクリスティーナ?フェルナンデス?デ?キルチネル大統(tǒng)領(lǐng)が、中國(guó)南車の製造した都市間列車のサルミエント線への始動(dòng)式に出席し、設(shè)計(jì)水準(zhǔn)や製造の品質(zhì)を高く評(píng)価した。

中國(guó)ブランドが中南米に進(jìn)出するだけでなく、習(xí)主席はインフラ建設(shè)や金融などへの投資も中南米にもたらし、中南米ブランドにも腳光を當(dāng)てた。視察したアルゼンチンのプランテーションで作るワインは、今や中國(guó)で大人気だ。アルゼンチンのワイン原料プランテーションのオーナーたちも、団體で中國(guó)を視察に訪れている。習(xí)主席の「ブランド効果」は相當(dāng)なものだといえる。（編集KS）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2014年12月10日